心のしくみを理解し、活用出来れば楽になれます。
今回の記事では、氣分一致効果について書いていきます。
気分一致効果とは？
氣分によって物事の味方や評価、受け取り方が変わる心理現象の事です。
同じ場面に遭遇したとしても、嬉しい時、悲しい時、イライラした時では見方が変わります。
小さな子ども数人が元氣に遊んでいる様子を見かけたとします。
嬉しい時ならば、元氣でいいなぁと思うでしょう。悲しい時ならば、この子ども達の未来にやってくるかもしれない不幸を想像してしまうかもしれません。イライラした時ならば、うるさいと鬱陶しく感じてしまうでしょう。
ある商品を、購入者は追加２つ無料の本日限定サービスといった安売りにして、購入者が「これぞ賢い買い物！」と満足するのは、氣分一致効果をマーケティングに上手く活用した例です。
気分一致効果を日常に活かすには？
悪い事ばかり思い出す時は注意する
仲の良い友達と喧嘩をしたとします。
そうすると、何故かその友達の悪い事ばかり思い出してしまいます。
あの時大事な物に傷を付けたとか、この前遅刻してきたとか、自分に対する氣遣いが足りないとか、嫌な思い出ばかりがあふれ出します。
普段なら、貸してくれたゲームが楽しかったとか、良い映画を教えてもらって趣味が増えて嬉しかったとか、そんな良い事を中心に思い出すのにです。
悪い事ばかり思い出し、自分の本音は実はコレだったのかとも思います。そして仲直りの機会すらダメにしてしまうかもしれません。
普段はそうでもないのに、ある人物について悪い事ばかり思い浮かぶのは、氣分一致効果の仕業かもしれません。
このままでは、冷静さを欠いた結果、仲違いしたり、悪口を言ってしまったり、態度に出たりして大切な人間関係にヒビが入るかもしれません。
そして、そういう考えに捕らわれる事自体が辛い事です。
そういう時は、氣分に思考を操られている可能性を考えて、リセットしてみましょう。
良い世界観で良い事が起きる
氣分一致効果は、悪い氣分の時だけに起きるものではありません。
良い氣分の時は物事の良い面が目に留まります。
世界観は現実化しやすいものです。
自分は嫌われると思えば実際に嫌われます。あの人は本当は心優しい人なのでは？と心から思えば、実際にそうなる事も普通にあります。
良い氣分でいた結果、良い世界観で物事を見続ければ、良い事が起こりやすくなります。
仕事で例えれば
・悪い職場で嫌な仕事をされられて最悪だ、給料は我慢料だという悪い世界観ならば、
仕事にやる氣も出ず、就業時間は辛いものです。仕事の成果にも態度にもその氣持ちが現れるので、周囲からの評価も悪くなり、ますます仕事が嫌になる事が想像出来ます。
・良い職場で自分に適した仕事が出来て嬉しい、給料は役に立った料だという世界観ならば、
仕事も楽しくやる氣に溢れてきます。氣持ち良く仕事の成果を上げていく様子を評価してくれる人も出てきます。
どちらが良いかと言えば圧倒的に後者の世界観です。
そして、この世界観を持てば良い職場に恵まれやすくなります。
気分一致効果で幸せになる為には？
体調を良くする
体調は氣分に強い影響を与えます。
風邪で怠かったり、怪我をして手が痛かったりすれば、良い氣分ではなくなります。
寝不足や不摂生、疲れが溜まっていても氣分は下がります。
よく動いてよく休み、食べ物に氣を付けて体のコリをほぐすなどを心掛ければ、体調も良くなります。
そうなれば、物事を前向きに捉えられ、良い世界観で生きられます。
氣を良い状態にする
まず、ストレスを溜めないようにします。
自然にあふれた場所や氣の合う人がいるような所へ出かけるようにすると、エネルギーが貰えます。
逆に、雰囲氣が悪い場所や、愚痴や悪口、自慢話ばかりの人がいる所は出来うるだけ避けます。
徳を貯めていくと、良い氣が集まりやすくなります。良いエネルギーは同様の物を集めるからです。
自分を大切にする
自分を大切にしないのは、自分を虐待しているのと同じ事です。
自分で自分を虐待すれば、当然自分が嫌いになります。嫌いな人と四六時中一緒に居るのは辛く苦しいものです。当然良い氣分ではいられません。
自分を大切にすれば、良い氣分で楽にもなれます。他の人の事も自然に大切と思うようになるので良い人間関係が築きやすくなります。
自分も周囲の人も大切だという良い世界観で生きていけます。
まとめ
良い氣分でいるために、生命エネルギーである「氣」を増やすのも有効な方法です。
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