当塾では、チャクラの開発を行っております。
徳とカルマの理論はヨガからのものです。ヨガの理論の中心にチャクラがあります。そして、徳とカルマの法則を理解出来なければ、本質的にチャクラを使う事は難しくなります。（技術的な使用は出来ます）
なので当塾では、徳とカルマの理論で、引き寄せについて考えています。そうしていくと、世間一般で言われる「引き寄せ」に含まれた危険性についても見えてきます。
今回の記事では、引き寄せや現実化の危険性について書いていきます。
徳とカルマとは？
徳とは？
徳とは、良いエネルギーの事です。良い事をして、人の役に立つと貯まってきます。良い事が起これば消費されます。消費するよりも貯める量が多いと徳がどんどん貯まります。良いエネルギーは同質な物を呼び寄せるので、周囲に良いエネルギーが集まってきます。
チャクラを本質的に使うのにも必要なものです。上部になるほど、多量の徳が必要になります。徳が足りない状態で蓋を開けてしまうと、本質的に使えないばかりか、氣を扱いきれずに振り回されたりするようになります。
カルマとは？
カルマとは、悪い事をしたり迷惑な事をしていくと溜まる悪いエネルギーです。嫌な目にあって我慢していると消費（清算）されていきます。悪いエネルギーも同質の物を呼びます。機嫌が悪くなりやすかったり、体調を崩しやすくもなります。
何故引き寄せが危険なのか？
全ての引き寄せが悪いものではありません。貯めた徳の有効活用だったり、天との対話の手段として使うならば有意義なものです。
考え方
引き寄せを叶える為には、コツだったり何かの技術を習得して実践します。そのような本も多く出ていますし、講習会等もあります。
そして、引き寄せを叶える方法を習得したとします。そうすればどのような考え方になるでしょうか？
この願いを叶えたい、ほしい物を手に入れたいという思いに対し、
「強く信じて、念力でもって願いを現実化させよう！」
と、なります。
これは、あまりにも幼く拙い考え方ではありませんか？ と言わざるを得ません。
この考えを元に生きていっては、成熟した人間とは真逆の方向へ進んでしまいます。人格が成熟した方が、楽に人生を過ごせるので、お勧め出来る考え方ではありません。
徳の消費
引き寄せは、持っている徳を消費する事で叶います。
そして、この法則は覆りません。何故ならば、見えない世界の法則は天と意思疎通するための役割もあるからです。このおかげで、直接言葉のやりとりが出来なくても法則に従って天意が読めます。それは神でも覆せない物なので、この世の人間が変えられる訳はありません。
まず、引き寄せの法則を習得した時点で、すでに徳は消費されています。「引き寄せの法則を習得したい」という願いを叶えたからです。
そして、実際に引き寄せで願いを叶え始めると、さらに徳が消費されていきます。
消費して貯まった徳が少なくなってくると、まず「引き寄せがどんどん叶うようになる、現実化してくる」という変化が起こりはじめます。
意外に思われるかもしれませんが、徳が多く加護が強いと単純には引き寄せが叶いません。（その代わり、叶う時は想像を大きく超えるレベルで叶います）
引き寄せの結果が最も効果的かつ有意義な形で叶えられるように、天から要望を出されたりタイミングを計られるからです。（これが、引き寄せが天との対話に使用出来る理由です）
逆に、徳が減っていき、良いエネルギーが少なくなってくれば、その状態をさらに加速させる動きになってきます。なので、願いを叶える事によって、徳をなくしていくという現象が起こります。それこそ、電車で座りたいとか、現実化しなくても我慢出来るレベルの事まで叶い始めます。
ここでおかしいと氣がつければ良いのですが、願いが叶うという欲に捕らわれているので難しくなります。それどころか、自分が成長したから引き寄せが叶っているんだと勘違いする人がほとんどです。
そうして徳がなくなってくれば、今まで徳で押さえてきたカルマが表面化してきます。環境が変わり、周囲にいる人々が変わっていきます。
そして残ったものは、カルマだらけの自分と望まない環境、幼く拙い考え方しか出来ない精神です。
現実化で天意を知る方法
引き寄せや現実化を「天との対話」の手段として使い、天との意思疎通が出来ます。
引き寄せを習得しているにも関わず叶わないのには、理由があります。その理由が、天が私たちに望んでいる内容です。
正しい行いをしているはずなのに、解りやすく障害的な事が目の前に現れる事があります。その時も、何かの意思が示されている事があります。
天は人と意思疎通をしたいと願っているので、対話方法として指定すれば使ってくれる事が案外多いものです。ただ、独特なルールがあるのでそれを読んでいく必要はあります。
その場面や状況について違いますが、ありがちなパターンを書いてみます。
天は基本的に怠惰な事をさせない
決意した時に雨
明日から健康の為にジムに通おう！と決意したとします。ですが、出発前に雨が降り出しました。そうすると「あ、今日はジムに行くなって事だな」と解釈する人がいます。ジムに行かない方が体が楽だと思える場合は、特にそう判断しがちです。
それはどちらかと言えば、雨でも面倒くさがらずにジムに出掛け、これからの決意を強くする為に起きている現実化の場合が多いものです。
病氣で出勤出来ない
大事な仕事の日に、高熱が出てフラフラでまともに立てない状態だったとします。今日は絶対に行かなければ申し訳ない！みんなに迷惑をかけてしまう！この熱は天の試練だから乗り越えなければ！と解釈する場合があります。
この人は無理して出勤するよりも、休んで迷惑をかける方が辛いと思っています。この場合は、天は「行くのを我慢して休みなさい」と言っている可能性が高いです。
適した道とは違うので止められている
就職出来ない
仕事を始めたいのに、面接も落ち続けてしまいます。その時に、天はこれについて何を伝えたいのか考えます。職種が違うのか、何か必要な資格を取れと言っているのか、もう少し待てばぴったりあった職場の募集が始まるのか、いくつかの可能性が考えられます。
その問題の正解を出せば、解りやすく正解という印がもらえます。
まとめ
見えない世界、世間一般では「スピリチュアル」と言われている世界を取り扱うには、幼い精神では危険です。徳とカルマ関係なしに、自分の我がままを叶える方法を模索しがちです。
道徳を守る、理性を持つ、正しい事をする、というのは綺麗ごとに思われてしまうかもしれません。ですが、幸せな人生を送る為には最も効率が良い方法です。
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