悪口ばかりを言っているのでは、氣も不健全な状態になりかねません。
今回の記事では、悪口を道具として使う人について書いていきます。
悪口を言う理由
ガス抜きとして必要な事もある
実際に何か被害を受けているのに、人を悪く言ってはいけない、嫌ってはいけない、と思うのも自然な状態ではありません。氣が合う、合わないといった相性の問題もあります。
嫌な氣は話す事で出て行き、健全な状態に戻っていきます。やられた嫌な事がなかなか心から離れずに、悪口として言い続けてしまう事もあるでしょう。
楽になれるならば、ガス抜きは必要です。
悪口を言う心理
コミュニケーションとして使う
共通の敵を作って結束を強めようという考え方です。悪口を言うといった悪い面を見せ合う事で、仲間意識を持つ意味もあるようです。
そんな中で、悪口に参加しなかったり無関心ならば、「信用出来ない」「何を考えているか分からない」と、悪く言われてしまうようです。
自信のなさによるもの
人を落とす事で、自分を上げようという氣持ちです。あの人は駄目だと言う事で、自分は上なんだという安心を得たいようです。
ですが人を下げた所で本当の自信は持てません。なのでそのような人は、自分は上だと思い続けたいために人の悪口を繰り返し言います。
自分を認めてほしい
悪口を言う事で、自分はこんなに嫌な目に合っているんだ、苦労しているんだとアピールします。可哀想と思ってもらって、優しくしてもらおうとか、優遇してもらおうという氣持ちです。
選民意識
自分は人を悪く言える程のレベルの高い人物だと思い込んでいます。厳しく評価する程に、自分が優れている証だと信じているようです。
悪い噂の方が優位な理由
危険を避ける為に、悪い情報を把握しておきたい本能があります。
そして、良い感情は拒めても、悪い感情は受け入れなければいけないという思い込みを持っている人が多いものです。
褒められたり感謝された時に、謙遜したり遠慮しても悪くは思われません。逆に謙虚な人だと評価される事さえあります。
それが、怒りだったり苦情だったりの場合は、拒む事が難しくなります。
同じように、悪口に同意したり話に乗ってこなければ、人情がないといった評価をする人がいるようです。そこに共感してもらえないと、自分を受け入れてもらえないと判断するようです。
別の人の悪口をいう事で、暗にお互いを褒め合っている錯覚も起こる場合もあり、悪口を楽しいと感じる人もいます。
悪口を支配として使う人たち
悪い感情は、自分へのものでも人に対するものでも受け取らなければいけないと、そう思い込んでしまいます。その罪悪感を利用し、支配しようとしてきます。
人を落とす事であなたを持ち上げようとする
同じような立場、性別、年齢の人をわざわざ持ち出して貶してから、あなたを褒めるような人はいませんか？
これだけあなたの事を評価しているんですよと言いたいのでしょうが、人を落としてしか持ち上げられないのかと思ってしまいます。
そして、それを言う本人が、人を貶して自分を持ち上げてほしいという精神性の持ち主という事です。
自分より優位に立ってほしくない
自分にはなくて人にあるものについて、悪くいう人がいます。
１度や２度くらいならば考え方の違いかもしれませんが、何度も言う場合は注意が必要です。
昔のメルカリのCMで、タツノオトシゴのTシャツを貶して売りに出させ、それを購入したというものがありました。あれと同じような事をしています。
たとえば困った時にあなたを助けてくれる友達について
「いつまでも頼っていては成長出来ない」
「甘えているから駄目なんだ」
と、いかにもあなたの為を思った風に悪く言います。ですが、その人にもしそんな友達が現れれば、尻尾を振って甘える事は、容易に想像出来ます。
従わなければ仲間から外すという脅し
共通の敵を作り、その人たちの悪口で盛り上がっている団体があります。もしくは自分たちがやっている事だけが正しくて、それ以外は駄目だと思い込んでいる団体もあります。
そのような人たちは、特に自分たちから離れていった人達について悪く言います。
ですが離れた人の耳には届きませんし、そもそもそのような人に悪く言われても氣にもならないという事に氣が付きません。
悪口の場から離れる方法
悪口に興味を示さない、参加しないというのが手っ取り早い方法ですが、そのような人は無理矢理巻き込んでくる場合があります。
悪口を聞きたくたいと言っても、「これは悪口ではない、報告だ」と言いつつ悪口を言い続ける人もいます。
当塾が提案する方法は２つです。
１．氣力の強化
氣は強い所から弱い所に流れていきます。
氣は生命エネルギーで、体を巡る量が多い程に氣力が強い状態になります。氣力が強く、元氣で覇気がある人に悪口は言いにくいものです。
２．徳を高くする
徳とは良いエネルギーの事で、良い事をすると貯まっていきます。
良いエネルギーは同質のものを呼びます。なので徳を高くしていけば、悪口ばかり言うような徳の低い人たちからは離れられるようになります。
まとめ
よく言われる事ですが、人の悪口をあなたに言う人は、あなたの悪口を人に言っています。
人は基本的な質として、悪い話には抗えないのかもしれません。
ですが、だからこそ氣を付けてそこから距離を置くように心がけていったほうが良いと私たちは考えています。
その方がカルマにも巻き込まれず、楽に生きていけます。
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