当塾では、自分らしさを見つけ、本来のあるべき姿のまま楽に生きていけるお手伝いをしています。
自分の好きなように生きると言われても、好き勝手我儘に生活するのと、自己実現を叶えやりたい事に取り組んでいくのとでは全く違います。
今回の記事では、後者の状態になるための3つのステップを書いていきます。
自分らしく生きるとは?
心の制限なしに成長し、やりたい事を叶えていく状態と言えます。自己実現が叶った状態です。
人間の心は、原我・自我・超自我の3つに分かれます。
- 原我(イド/エス):本能や欲求等、人間の自由氣ままにしたい部分
- 自我(エゴ):原我と超自我を調整する部分。自己である強い認識
- 超自我;:道徳的で正しい理想を追い求める部分
超自我は、世間が押し付けた価値観であったり、自分の心の制限をかけているものです。
超自我がなければ社会生活を過ごせませんが、多すぎても不自由になります。超自我によって原我を押さえつけてしまい、心が苦しい状態にもなります。
理想は、自分に適した量の超自我を持ちつつも、自分の心の声を大切にしていく事です。
それはいきなり叶うものではなく、発達の段階を踏んでいかなければいけません。
ロバートキーガンの発達段階に見る、自分らしく生きる3ステップ
ロバート・キーガンの成人発達理論とは
ハーバード大学教育大学院教授のロバート・キーガン博士らが提唱する発達心理学の1つ「成人発達理論」です。人間を発達段階で大きく5つに分類し、それに基づいた組織開発や人材育成に役立てられています。
第2段階:自己中心的、自分の欲求の為に人を使う、選民意識、他人起点で考えられない。
第3段階:自分の考えや意見を言えない・わからない、他人視点で物事を見る。大人の70%くらいがこの段階。
第4段階:自分の意見を確立しているが、他人起点も持てる。小さなグループを引っ張るリーダー的イメージ。
第5段階:人と他人は同等に「1人の人間」という理解。大きな組織の落ち着きはらった社長のイメージ。
人生の発達段階
1.社会の中で自分を抑えつつ自分を知る段階
発達段階2:道具主義的段階(利己的段階)→ 発達段階3:他者依存段階(慣習的段階)への成長
重力がなければ移動さえ不自由になる、法律がなければ犯罪に怯え外出もままならなくなるように、最低限の自分へのコントロールは必要です。
好きな時に起きる、食べたいものだけ食べる、嫌なことがあれば怒るなどの状態では、何か目標が出来た時に、それに向かって行動する持続性がない事は容易に想像出来ます。
周囲に合わせる、人に使われるという経験をすることで、自分らしく生きるための土台をしっかりと作ります。
2、自分を取り戻していく段階(感情の解放・内観など)
発達段階3:他者依存段階(慣習的段階)→ 発達段階4;自己主導的段階への成長
自分の心を知り開放し、全体を見ながらも自分の意見を述べていきます。発達段階3を経験しているので、集団で上手くやりながらも自分の氣持ちを表現出来ます。
自分の大切にしているものや価値観を元に、自由に生きていく段階です。
3.自分らしく生きるのが当たり前になる段階
発達段階4;自己主導的段階 → 発達段階5:自己許容、相互発達段階への成長
自分を取り戻していく段階との違いは、自分らしさが当たり前な為に、他の人らしさも受け入れられるところです。
「自分が自分が」という感覚ではなく、自然体で謙虚な状態でいられます。
「自分がやった」というよりも、自然に役割をしただけの感じにもなります。
自分は人生の主人公であると共に、大きなものの一部、大きな流れや天意と協力し合い進んでいくような、何かに応援され、自分も応援しているような感覚です。
自分らしく生きるためのチャクラの開発
1.社会の中で自分を抑えつつ自分を知る為のチャクラ
第3チャクラが開発されれば、感情のマネジメントが出来るようになってきます。自分の中の隠れていた面に氣が付くと同時に、他人視点で物事が見られるようになってきます。
強い精神力や我慢強さもここで習得できます。
他者の視点を取り入れる、他人の氣持ちになって考え、集団の中で上手くやっていく方法を学んでいく場所です。
2、自分を取り戻していく段階のチャクラ
第4チャクラが開発されれば、自分の氣持ちに素直になれます。自分が何者で、何を望みどうしたいのかを知るのに重要な部分でもあります。
他者の影響をそんなに受けなくなってきます。自分の心について深く考えられるようにもなります。
3.自分らしく生き周囲を尊重するチャクラ
第6チャクラは、個を超えた霊性のステージになります。
ここが開発されて使えるようになると、個人を超えた見解が身に付きます。未来を見通せる感覚も身についてくるので、しっかりとした計画力もついてきます。
自分の生きる目標や指標が大切でかけがえがないように、他の人のそれも同じくらい大事なものという理解が出来れば、さらに人生は有意義になってきます。
第7チャクラが使えるようになれば、皆が自分らしく生きていく道を提示できます。徳の循環をまわし、皆で幸せになる道を探していけます。大いなる物の意思や天意を読み取り、あるべき姿に成れます。
まとめ
自分らしく生きるために大切な事は、自立が出来ているかどうかです。
精神的にも経済的にもです。
自立出来ていないと、「社会の為に我慢」「家庭の為に我慢」などの制限が必要以上に入ります。
そしてこの我慢は、自分が自立出来ない為にしなければいけないことす。なので、一見謙虚なようで自己中心的な考えになります。そして何より不自由なままです。
自分らしく生きるのは、楽な事です。
元氣で楽に生きたい人は、この3ステップの手順を踏んで進んでいってください。
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