チャクラの位置と役割

チャクラ
元氣楽塾の廣瀬 英樹です。

チャクラの概念は、それぞれの流派や団体、思想、宗教、地域、国によって考え方、とらえ方は様々です。

ここでは私がチャクラを開発している実践での解釈を、解説していきます。

 

チャクラとは

チャクラとは、古代インドの言葉、サンスクリット語で「車輪」という意味があります。

人の体には7つのチャクラが存在しています。正面から見ると

第2チャクラから第6チャクラが体の前面にあり前を向いていています。
第1チャクラが股間近くにあり、下を向いていて、
第7チャクラは頭頂部近くにあり、上を向いています。

チャクラは開いているだけでは稼働しません。それぞれのチャクラを働かせるには、それ相応のパワーが必要になります。

そして、チャクラのレベルが上がっていけばいくほど、(第1チャクラから第2チャクラ、
第2チャクラから第3チャクラへと上がっていくほど)必要となるパワーも大きく強くなっていきます。

鍛錬され練りこまれた氣を使い、チャクラを回転させて大きなパワーを作り出します。

 

体の器官としてのチャクラの役割は、「氣力を増幅させる為のエネルギーセンター」です。

精神的なチャクラの役割は、より高度に徳を上手く循環させ、より良く、より充実した生き方が出来るようになるものです。

なので、体の器官としてのチャクラは、氣のエネルギーで上昇します。

精神的なチャクラは、徳を貯める事で上昇します。

そして

「それぞれのチャクラには、それぞれ別々の能力と役割がある」

と同時に

「チャクラは繋がって1つの大きな役割を果たす」

という側面もあります。

なので、1つのチャクラの効果だけに注目するのではなく、全体的なチャクラやエネルギーの流れを見ていく必要があります。

 

第1チャクラ:ムラダーラ:会陰

 

『根のチャクラ』とも呼ばれる第1チャクラは、女性は『女性器』がある場所、
男性は『肛門と男性器の間』に位置しています。

『地』から発生する『精』(陰の氣の元となる微生物や動植物が発するエネルギーの事)を吸収し、第2チャクラへ送り込む役割をになっています。

人の本能的な欲『食欲』『性欲』『睡眠欲』を起こす役割もあり、生きている限り第1チャクラが止まる事はなく、止まる時は命の終わりを意味します。

第2チャクラ:スヴァディスターナ:丹田、下丹田

 

『内臓のチャクラ』とも呼ばれている第2チャクラは、
へその下約5~7㎝に位置しています。

第1チャクラが収集した『精』を、人が使える『陰の氣』に変換する役割をになっています。

このチャクラは、内臓の働きを司るチャクラで、無意識で内臓が正確に働くのは、このチャクラの働きによるものだと考えられています。

また、『氣』を発生させる場合に中心となる重要なチャクラです。

精神面での役割は、『折れない心』『諦めない強い意志』『粘り強さ』を生み出します。

『腹をくくる』『腰が据わる』『肝が据わる』など、これらの慣用句の意味があらわす通り、第2チャクラが決断力、忍耐力に与える影響の大きさがわかります。

第3チャクラ:マニピューラ:臍上

 

『性格のチャクラ』とも呼ばれる第3チャクラは、へその上約3~5cmに位置しています。

このチャクラが開発されると、怒りっぽい人が優しくなったり、イライラしがちな人がおっとりした人になったり、優柔不断な人が積極的に行動できるようになったり、几帳面な人が大雑把な人になったりすることもあります。

この様に、このチャクラを開発中は性格が一時的に真逆の方向へと変わります。

普段の自分が持つ性格と真逆な性格を体験することによって、全く違う視点から自分を見つめる事が可能になります。

さらに、これまでの自分の常識であったり、当たり前だと感じていた事が、『そういうのもありかも』と、これまで選ぶことのなかった選択肢が生まれます。

そうすることで、自分の人間性の幅を広げることにつながります。

第4チャクラ:アナハタ:鳩尾、中丹田

 

『ハートのチャクラ』とも『魂の座』とも言われている第4チャクラは、鳩尾(みぞおち)、胃の上部に位置しています。

『魂の座』と言通り、ここ第4チャクラに『魂』が内包されています。

第2チャクラと同じ様に『氣』を発生させる上で重要な役割を持ち、他のチャクラと密接に連携しています。

『胸が踊る』『胸が痛い』『胸が一杯になる』『胸が張り裂ける』『胸が騒ぐ』『胸に刻む』など、感情を表す日本語には『胸』を使った言葉が多くあります。
その事からも、人の心の揺れ動きや、感情の起伏が起こる場所として認識されている事がよくわかります。

このチャクラを開発する事によって、時に、後天的に形成される人格や性格とは関係なく、輪廻転生の中での魂の記憶が蘇ることがあります。

これまでの輪廻で得た記憶が魂に内包されているため、レッスンを進める上でも大きな影響を与えると同時に、とても重要なカギを握る場所でもあります。

 

 

第5チャクラ:ヴィシュダー:喉元

 

『人の生きる指標』を司る第5チャクラは、喉元、首と胴体の境目のくぼみに位置しています。

第2から第4チャクラまでは、正面を向いていますが、この第5チャクラは、斜め下を向いています。

チャクラの正面が首の前面の付け根の方を向いていて、背面の首の付け根、首と肩が交わるところに向かっています。ですので、少し斜め下に向いていることになります。

第3チャクラが人の性格に対して影響しますが、第5チャクラは人の性質そのもの、人格、生き方そのものに影響をおよぼします。

幼少期に育った環境が複雑な環境下だった場合、その時に負った心のダメージによって、わだかまり、決めつけ、思い込みなどが残っている事があります。

また、そのダメージがこの第5チャクラに内包されているために、自己成長がなされていないと、内包しているダメージが表面に現れ対峙した時に、その当時の感覚にのみこまれてしまうことになります。

そうすると、毎日が辛く苦しい日々の繰り返しになり、現実逃避したくなり逃げだす事になってしまいかねません。

なので、どのようにわだかまりを解き、自分の進みたい道を見つけられるかのカギとなるチャクラです。

第6チャクラ:マジナー(アジナー):眉間

 

『第3の目』と呼ばれ有名な第6チャクラは、眉間に位置しています。このチャクラは、人の五感+勘(第六感)と密接に関係しています。

物事の虚実を見極めたり、高い思考力、洞察力を引き出します。
さらに、未知の世界、将来の展望などこれから先に起こるであろう出来事について考える時にはこの第6チャクラを使います。

霊感の強い人や、感覚が敏感な人で、霊的な物が見えたり聞こえたりするのは、何らかの理由で第6チャクラが少しだけ稼働させている可能性があります。

しかしながら、体調の善し悪しによってその能力は波があることが多く、故意に使いすぎると体力的にも氣力的にも無理をする事につながります。

ひどい疲れに見舞われたり、体調がなかなか回復しないといった副作用的なものを併発する事がよくあります。

第1~5チャクラが上手く稼働していない状態で第6チャクラを使うのはやめておいた方がいいでしょう。

それから、多くの人が勘違いされている事として
『第6チャクラの蓋を開ければ覚醒する』
『第6チャクラの蓋を開けるだけであらゆる感覚が解放される』
というものがありますが、それはある意味間違いです。

チャクラを稼働させるためには、そのためのエネルギー、そしてそのエネルギーの通り道の確保が必要となります。ですが、通常の大人ではその両方共ありません。

そのような下準備もなしでは、残念ながら(第6チャクラに限らず)チャクラの力を引き出せないのです。

特に、いきなり第6チャクラのような上位の部分を開発しようとしても、足し算や引き算もできないのに掛け算や割り算をしようとしたり、1年生が6年生の教科書を開けて見ているのと同じような状況になります。
教科書は開いていますが、そこに書かれている内容はわからないですよね。

第6チャクラの蓋は開いていたとしても、チャクラ自体は稼働していません。正確に使いこなすためにはきちんと自分自身を育て、受け取れる情報に振り回されない強さを持つことが重要になります。

第7チャクラ:サハスラーラ:百会

 

『王冠のチャクラ』とも呼ばれている第7チャクラは、
百会、頭頂部より約3㎝~5㎝ほど後ろに、つむじの近くに位置しています。

体内の氣を噴出させるために、この第7チャクラは上を向いています。

あの世、上の世界、高次とのつながりを可能にするのがこのチャクラの役割でもあり、『禅』のチャクラと言われることもあります。

このチャクラの特徴としては、成熟してくると『仏性』が現れます。
ここで言う『仏性』とは、『慈悲の心』であったり『平穏な心』『穏やかな心』『こだわらない心』『寛容な心』『許しの心』といった争わない姿勢や器と氣力の大きいさから出てくる心の余裕を指します。

そして第7チャクラは、単独で稼働することよりも第6チャクラと連動して稼働し、その能力を発揮します。

上からのお知らせを第7チャクラで受け取り、第6チャクラでビジョンとお知らせをつなげることによってより深く理解できるようになります。

まとめ

  • それぞれのチャクラには、それぞれの効能、役割がある。
  • その効果や能力を引き出すためのには、下準備が必要だという事。
  • チャクラの蓋を開けただけでチャクラの能力が解放されるわけではない。

このように、チャクラの位置と役割を認識しています。

みなさんがこれまでに読まれた書籍やブログ記事とは、もしかすると解釈の仕方が違うかもしれません。みなさんがどの説を信じられるかは、みなさんの自由です。

しかし、我流でのチャクラへのアクセスは、おすすめできません。

チャクラの加工・開発を行っている立場から見ていると、我流の開発では危険だと感じる事があります。(基本的には毒にも薬にもならない事が多いようですが)

頭部のチャクラを開こうとして、そこにばかり意識がいったり内圧がアンバランスに上がってしまったりです。その場合、同じことをぐるぐると考え続けて前へ進めなくなる他、最悪の場合は幻覚や幻聴に悩まされたりします。

慢性の頭痛や耳鳴り、めまいの原因になる場合もあります。

チャクラの開発に失敗したからといって薬を飲めば治るものではありませんし、元の状態に戻してくれる病院も、まずはないでしょう。

スピリチュアル的な事で注目されている第6、第7チャクラは特にデリケートな部分なので、しっかりとした指導を受け、危険がないかどうかをチェックしてもらいながらの開発をお勧めします。

その指導者として私を選んでもらえるなら、勿論、喜んで開発させていただきます。

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