何処に行っても何故か嫌われてしまうのには、原因があります。それに氣が付き、改善していけば収まっていくようなものです。
望んでもいないのに「嫌われる」のはとても辛い事です。
その一方、「嫌われる」人には想像がしにくいのかもしれませんが、望んでもいないのに「嫌い」という負の感情を持ってしまう側も、辛い氣持ちを感じる事が多いのです。
双方が辛い思いをしないために、氣をどのようにすれば良いのかを書いていきます。
嫌われる原因は?
双方に問題がある場合
この場合はどちらが悪いというわけではないので、双方が歩み寄るか、離れるのが解決方法です。
氣が合わない
「一緒にいると、嫌な氣分になる」
「理由はないけれど、なんだかイライラする」
といった感じに、個人個人の問題はないけれどお互いに嫌な感情を持ってしまう場合があります。考え方の違いであったり、何を優先して物事を進めて行くかという方向性の違いが原因な時もあります。
器量の違いも大きく関係します。
この場合は、可能な限り距離を置くというのが、手っ取り早くて楽な方法です。
期待を裏切られる
人と接するとき、無意識で相手が取る行動や成果を期待しています。
何か物事を教える場合でも、教える側は教える程度によっての成果を予想し期待します。教えられる側も、どれぐらい解りやすく教えてくれるかとか、覚えた事に対する評価を予想して期待しています。
それが期待するものでなかった場合
「あんなに教えてあげたのに理解してもらえなかった」
「あんな説明では解りにくい、もっとちゃんと教えてもらえると思ったのに」
といった感じに、お互いが腹をたて、それが積もってくると「嫌い」という感情につながります。
極端な努力不足や能力不足を除いて、これはお互いの価値観の相違によるものです。
期待し合うという事は、何らかの関係性を続けないといけないのかもしれません。その場合は、誤解がないように話し合ったり、ある程度は期待に添えるように努力し合う必要があります。
損失を与えられる(もしくは、その可能性がある)
一緒にいる事で、時間や手間など費やす必要がある場合、手間をかける側の得だったり好ましいと思う感情よりも労力を上回ると、嫌いになってしまう場合があります。
なんで自分がそこまでしないといけないんだ、と腹立たしく思うような感じです。
興味のない話を長々と聞かされる、苦手な食べ物を勧められるといった、氣が合わないための実害もあります。
声が大きくてびっくりする、小さくて聞き取りにくいので会話をしたくないといった場合もあります。
損得で考えるのは悪い事ではないので、付き合う事でお互いの「損」が大きいならば離れればよいし、得が勝れば適度に付き合う必要があります。
得が勝るとは、仕事の都合上で付き合わないといけない人に対し、その人から被る「損」よりも会社からもらえる給料の「得」の方が勝っているというものも含みます。
負の感情を刺激される
自分の劣等感が刺激されてしまう、自分が欲しいと思っているもの(物質的なものや、地位や環境など)を持っているのでどうしても妬んでしまうような時、自分の心を防御するために「あいつは嫌なやつだ」という感情を持つ場合があります。
イソップ物語の「すっぱいぶどう」のような心理がそれにあたります。
きつねが、食べたいぶどうが自分の手に届かない場所にあるので「あのぶどうはすっぱくてまずいから欲しくない」と負け惜しみを言って去っていく話です。
シャドウという、自分の悪い面を相手に投影してしまうようなパターンもあります。
これは嫌われる側ではなく、嫌う側に問題があると言えます。ですが、人の心は「羨ましい」という氣持ちをなくせる程には、なかなか成熟出来ないものです。
なので、嫌う相手が悪いと思うよりも、相性が悪いと割り切って距離を置くのがお互いのためです。
嫌われる側に問題がある場合
役割の勘違い
ありがちなのが、きっちりと何かの作業をしないといけないにもかかわらず、周囲へのゴマすりだとかご機嫌取りをしてしまう事です。
そのような状態では、
「それはいいから役割をこなしてほしい」と思われてしまいます。
「お世辞さえ言っていれば機嫌が良くなると思われているのか?」とバカにされた氣持ちをもたれる場合も少なくありません。
逆に、ご機嫌取りだけで事が進むような団体なら、将来性を考えてこちら側が警戒した方が良いかもしれません。
相手を氣遣う言葉は潤滑油になりますが、何を一番に優先するべきなのかを判断したり、解らない場合は質問したりして、役割から大きく外れる事を避けなければいけません。
相手に対し悪意がある
「嫌い」という氣持ちは、相手に伝わる場合が多いものです。
相手の感受性や性格、器量によっては伝わらなかったり、氣にされなかったり、氣が付かないふりをしている場合もあります。
自分を嫌いだと思っている相手に対して、「好き」という感情は持ちにくいものです。
又、所属している組織自体を嫌っていると、他の所属している人に嫌われやすくなります。
例えば学校で、「こんなレベルの低い学校で、こんな勉強をしないといけないなんて最悪だ」と思ったとします。それを感じ取った他の生徒が、そのような人を好ましくは、まず思いません。
好かれたいならば、まず自分が好きになる事が最低でも必要な条件です。
悪い感情を抱えている/邪氣を放っている
イライラしたり、怒ったりしている人にはあまり近寄りたくありません。悲観的に物ごとを捉えたり、愚痴ばかり言う人との会話も、なるべく避けたいと思われてしまいます。
健全で前向きな考え方な人ほど、その傾向は強くなります。
邪氣は、ストレスが溜まり過ぎた時でも発せられます。不満を強く持ち続けてもそうなります。
嫌な感情は、抱えきれないほど持たないようにするのが自分の為でもあり、周囲の為にもなります。
嫌われる要因になる「氣」とは
多少ならば、「辛い、苦しい、憎い」という類の思いを抱えていても大丈夫なのかもしれません。ですが、思いが強ければ強いほど、言葉や態度に現れてきて周囲に伝わります。
そして言動よりも、その思いは「氣」となって周囲に伝わります。その結果嫌われやすくなります。
氣が伝わるとは、氣が相手に入り込む状態です。悪い状態の氣が、自分の中に入ってくるのは嫌なものです。それこそ、「氣分が悪く」なります。
なので、悪い氣を出さない事が、相手に嫌われない方法です。
自分は無価値だと思っている
「自分は幸せになってはいけない人間だ」
「自分は人に氣を使うけれど、人に氣を使われるのは居心地が悪い」
「自分は何をやっても駄目で、人に迷惑をかけてばかりで申し訳ない」
「とにかく下手(したて)に出て、周囲からの攻撃を受けないようにしよう」
という氣持ちが周囲に伝わるとどうなるでしょうか。
自分を無価値と感じる人間を、他人が大切にしたいとは中々思えません。よっぽど相性が良いとか、自分や近しい人の過去と重なるとか、何か特別な理由がある場合を除いて、まず無理でしょう。
あなた自身が自分を無価値だと判断するように、周囲があなたの事を無価値と判断した時には、
自分にとって得になるようにあなたを利用するという行動をとられやすくなります。
嫌な仕事や、失敗の原因、損な役割を押し付けられやすくなります。挙句の果てには、集団が一致団結するための「共通の敵」という役割を押し付けられ、いじめの対象にさえなる場合があります。
この解決方法は、自信を持ち、自分を大切にする方法を学ぶしかありません。
当塾では、氣力を付けて健全な考えになる事で、このような状態から脱却していただきます。
他者を無価値だと思っている
「自分は優れているけれど、周囲は自分より劣っている」
「自分が上手くいかないのは、周囲が自分を理解していないせいだ」
「周りはバカばっかりだ」
という思いを感じ取った場合、それこそ「バカにするな」と思って腹が立ちます。
「周りの人間はバカばかりと思っていたけれど、結局自分が一番バカだった」
という結論に至るまで猛反省して、他の人の良い面を見て尊敬し、自分の本当に優れている部分を見つけていくと解決していけます。
邪氣
ストレスが溜まって、氣が悪い状態になって邪氣を放つ場合があります。大きなトラウマを抱えていても、そうなってしまう可能性があります。
自分が置かれた状態に強い不満を感じ続けていて、「どうして自分がこんな目に!」と思い、その状態から抜け出したいと願っていると、特に放つ氣は強くなるようです。
その状況について何か改善しようとしたり、対策している場合なら大丈夫ですが、
「他の人が手を差し伸べてくれたらいいのに」
「他の人は自分の苦労を理解するべきだ」
「人の氣持ちも知らないで呑氣にして」
「他の人も同じように辛い目に遭えばいいのに」
といったような氣持ちを持ってしまう場合は注意が必要です。
そのような氣持ちは、相手への依存を含んでいるので、かなりの嫌悪感を持たれてしまいます。
このままでは、自分自身が苦しい上に、人に嫌われ、さらに辛い思いをしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
なので、とにかく自分の不満の解決を優先して、急いで行動してください。
ここで氣をつけないといけないのは、自分の幸せは他人の我慢によって成り立つという考えを捨てる事です。
そのように思ってしまうと、自分が幸せになる事に罪悪感を持ちますし、それを実行してしまった場合は相手を犠牲にしてしまうからです。
本当の意味で自分を大切にする事は、人を大切にする事につながります。その事を心にとめて、心地よい幸せを見つけていってください。
まとめ
悪循環にはまり解決策が見いだせない時は、当塾に相談していただければ、氣力の強化により良い状態へと導きます。
元氣楽塾では、
「人生が辛い」
「生きて行くのが苦痛」
「心が憂鬱で何も出来ない」
「動く氣にさえなれない」
といった悩みを抱えている人が、
「普通に楽しく生活出来る」
ぐらいまで、氣力が強くなりたいというご相談もお受けしています。
本格的なプログラムよりも少ないレッスンや施術で、そのような状態になっていただけますので
金銭的にもお手頃になります。
是非、お氣軽にお問い合せください。
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