当塾では、元氣で楽になるため、「氣力」の強化をしています。
「氣が強い」と「氣力が強い」は、混同されそうですが、全く違うものです。そして元氣楽塾の生徒さんには「氣力」が強い状態になっていただきます。
今回の記事では、なぜ「氣が強い」のがお勧め出来ないのか、どうやって「氣力が強い」状態になれるのかを書いていきます。
「氣が強い」と「氣力が強い」について
「氣」は生命エネルギーです。その生命エネルギーを扱える量を「氣力」といいます。量が多い程に氣力は強くなります。
「氣が強い」と「氣力が強い」の違い
「氣が強い」と、積極的で活発で元氣な反面、怒りっぽかったり攻撃的だったりします。氣のエネルギーを自分の元に留めておけないために、発散する方向性で使っているのが、こうなってしまう理由です。
「氣力が強い」とは、積極的で活発で元氣でありながら、少しの事では動じず、落ち着いた心を持っています。氣のエネルギーを行動力、思考力等の「力」に変換して使えるからです。
これは、氣という生命エネルギーを、力として使いこなせているかどうかの差です。使いこなせる為には、強くするだけではなく、管理・マネジメント出来なければいけません。
氣が強いだけの人は、器量が小さいためにこうなります。
「氣が強いだけ」の弊害
氣の量が多いのに使いこなせなければ、
- 怒りなどの強い感情に振り回されてしまいがち。
- 周囲の人に「氣」を使わせてしまう
- 周囲の意見を聞かない、自分の非を認めない
- 人の話を聞かずに自分の話ばかりをする
- 他人をコントロールしたがる
といった、不安定で器の小さな人になりがちです。
何故「氣が強いだけ」では駄目なのか?
人格が発達せず「駒」止まりになるから
下の図は、ロバート・キーガンの発達段階です。
会社内の人間に例えて書くと
- 発達段階2:我儘で文句の多い人、もしくは腕はいいけれど頑固なエンジニア
- 発達段階3;従順で優良な社員
- 発達段階4;1部署もしくは1グループを引っ張るリーダー
- 発達段階5;全体をマネジメントする落ち着いた社長
といった感じになります。
この中で「氣が強い」のは、発達段階2と4です。氣力が強いのは発達段階5です。
発達段階4の、グループのリーダー的な「氣」だったとしても、駒でしかありません。組織で駒という事は、自分の人生さえも駒で留まってしまう可能性があります。
自分の人生を駒ではなく生きられるよう、発達段階5を目指せるような氣力強化を当塾ではカウンセリングを含め、行っています。
精神性が高まらないから
精神性を高めるプロセスで
- 自己起点、自己中心で考える
- 信念を守る
- 人の立場に立って想像する
- 世の中のしくみ・法則を理解する
というものがあります。1.→4.で精神性が高まっていきます。
1.は、ただ自分基準でしか考えられません。我がままで自分勝手な状態でもあります。
2.は、自分が信じている事や決まり事を、ただ守っている段階です。応用を利かせたり、守る・守らないの選択は出来ません。
3.の「人の立場になって想像する」段階は、相手の気持ち、体験をありありと想像し、次に取る行動までも予想します。
4.では、多面的な思考や視点を持ち、共通点や法則を見出す事で、世の中のしくみを見つけます。
ここで「氣が強い」のは、1.と2.(の一部)です。
氣に振り回されているような状態では、人の気持ちをありありと想像したり、世の中の仕組みを見出すのは難しいでしょう。
上部のチャクラ、第6・7チャクラを本質で使う為には、4.の仕組みを理解する段階まで入っているのが望ましいと思われます。
なので、ヨガの発達理論から見ても、「氣が強い」だけの状態は好ましくありません。
氣力を強くするために重要なチャクラ
氣に振り回されず、氣力が強くなるために特に重要なチャクラです。
第3チャクラ
氣の使い方の基礎を、ここで学びます。
このチャクラの開発中には、自分の中にある隠れていた感情が出てくる事が多いです。自己起点ではなく、他人起点の考えもここで習得します。
第5チャクラ
自分が生きて来た上でのわだかまりやトラウマと向き合う場所です。
ここでしっかりと自分に向き合えないと、それより上部のチャクラを本質として使えません。
第7チャクラ
ここが正しく使えているという事は、世の中の仕組みを理解し、大きな器量も持てている事になります。
自分が正しく生きていけているかを知るのに、このチャクラの機能が落ちていないかどうかチェックするという方法もあります。
まとめ
発達段階での成長が進むと、成長していない人よりも選択肢が増え、出来る事も増えます。
なので器量を大きくして、「氣力」を強くしていってください。
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