シュプランガーの性格６タイプ分類

心理学で、性格を分類するいくつかのフレームがあります。

今回取り上げるのは、シュプランガーの性格分類です。自分はどのタイプに近いのか考えながら読んでみてください。

シュプランガーの性格分類とは

ドイツの心理学者シュプランガーの提唱した性格分類です。人がどの領域に最も価値を置いているか、興味をもっているかに従い、理論型、経済型、審美型、宗教型、政治型、社会型の６つの個性に分類したものです。

これは、生活領域における価値観での類型です。

人生に何を求めるのか？　自分の人生の目標や意味は？
そういった問に対して出た答えと、現実の生活の差が少ない程に、生きやすい人生になります。

自分の価値観を知る事で、生きる目標や方向性を定める事も可能です。

以下のサイトで診断が出来ます。

物事や世の中を冷静に見て、論理的に解釈し、説明しようとするタイプです。

客観的で冷静な判断が得意な一方、実生活での論理では説明出来ない部分での適応力が乏しいのも特徴です。真理の追求を好み、理屈の通らないことが嫌いです。事象に対する理論が見つからなければ、見つかるまで徹底的に考え抜きます。

そして、氣まぐれ的なものに惑わされたりすることはせず、世の中を知的に捉えようとする傾向にあります。感情や愛情を重視しない、人付き合いが苦手、意味のないように見えるやり取りに興味が湧かない面があります。

物事の判断基準が、経済的に損か得かという部分に偏りがちです。

美術品、工芸品なども、金銭的な価値があるか、投資の対象になるかどうかが需要になります。人付き合いでも、ビジネスの相手としてどうか、仲良くなっておけば得かどうかを見てしまいます。

ケチ呼ばわりされても氣にせず、そのような相手の経済状態すら測っています。

実用性を重視します。技術を習得したり何かを勉強するにも、何に役に立つのか、何が得られるかによって、行動の指針を決します。

努力よりも結果が大切で、何も得られない事に意味を感じません。これが良いように作用すれば、合理的で無駄がないように仕事を進めていけます。

繊細で、綺麗なものに最も価値を置きます。芸術や美容にかかわる人にこのタイプの人が見られます。

容姿や外観から入る場合も多いですが、内面や考え方、生き方の美しさに辿りつく場合も多く、どのようにその世界と共存するかを考え、独自の世界観を展開していきます。

実際の生活や社会と自分の感覚を切り離して考え、自分の価値観に人生の全てを密かに捧げている場合があります。

見えないものや、現代の科学では説明できない事柄に興味を持ち、その現象や結果に価値を置きます。心や魂が救われる事に常に関心があるため、見えない世界の仕事に生涯を捧げる人もいます。

他人の幸せを第一に考え、奉仕や自己犠牲に価値を感じやすいタイプでもあります。博愛的で道徳を重視します。

時には狂信的に人に尽くし過ぎ、破滅の方向に向かっていく場合もあります。

権力を求め、地位と名誉を持ちたがり、他人を支配したいと願うタイプです。就職先、人間関係、配偶者なども自分の権力を支えるものと考えます。

人生は全て戦いで、勝ち負けが全てです。負けず嫌いな一方、負けを認めた場合は素直に屈し、下に入る事で何かの得をえようと考えます。

常に緊張感があり、人生は真剣勝負です。良いようにそれが作用すれば、団体や世の中を大きく改善・発展させる力になります。

周囲の人を愛し、協調して生きて行く事に価値を感じるタイプです。

他者との関係を重視します。人を愛し愛されながら、支えあって生きていくことを好み、献身的で損得勘定はほとんどありません。

協調性が高いかわりに、和を乱していけない、目立ってはいけないという意識が強く働き、平均的な行動や振舞いを意識して行う傾向があります。

６つの性格診断のどれかに典型的にあてはまる場合はほとんどないと思われます。

これをただの枠（フレーム）の１つと考え、叩き台にしながら、

「この部分は当てはまっている」、「この部分は違う」など、自分の内面と向き合う道具的に使ってみても良いかもしれません。

私は「４．宗教型」でした。見えない世界に興味があり、このような心や氣にかんする仕事をしているので、価値観通りの道を進めているのかと思います。

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