以前、変わりたいのに変われないのはなぜ?(行動について)という記事を書きました。
今回の記事では、心や内面についての変われない理由と変わる方法について書いていきます。
変わる方法について行動と内面を分けた理由
人の心は、原我(本能や欲求の部分)自我(原我と超自我を調整し、自分を作る部分)超自我(理想を求める部分)に分かれます。
超自我は自分そのものというよりも、外部からの影響が強いものです。超自我が強く働き過ぎれば、心の自由がなくなり本来の自分からは遠のいてしまうデメリットがあります。
行動によって変わるもの、例えば英語を話せるように勉強する、サッカーが上手くなるように練習する、等の技術の習得。もしくは健康になるために禁煙する、ダイエットする等の生活習慣の改善は、その人そのものの変化ではありません。
なので、技術を習得したいと思うのならば、超自我を使って努力しても自己否定にはならないと考えています。
もし、「英語が話せない自分はダメ人間だ!生きている意味なんてないんだ!」と自責してしまう場合は、その人の心に何か問題やわだかまりがあるのであって、英語どうこうが問題ではないと思われます。
今回は内面の話なので、行動で変わる方法とは違う考えを書いていきます。
「そのままでいい」と「変わりたい」の誤解
人が「変わらなくていい」「そのままでいい」という意味の誤解
アナと雪の女王という映画で「ありのままの私」という詩の歌が大ヒットしました。あれは、ありのままの私でなかったからこそ歌ったものです。
たとえば、「こんな内氣な自分は嫌だ、もっと外向的になりたい」と言ったとします。それに対し、「内氣なのがあなたなのだから、そのままでいい、変わらなくていいよ」と言われたりします。
ですが、そのままのあなた=内氣なのを外向的に変えたい です。それに対し、外向的になりたい氣持ちを「変わらなくていい」と否定されています。
つまり「変わらなくていい、そのままでいい」=変われ、考え方を変えろ という事になります。
自分を変える考え方の誤解
先ほどの「内氣な自分は嫌だ、外向的になりたい」の、外向的になりたいは、何らかの外部からの要因で持ってしまった超自我の部分と思われます。
本やTV等で「外向的なのはいい事だ」という印象のものを読んだ・見たとか、周囲に外向的で素敵な人がいたとか、親や知り合い等に「もっと外向的になりなさい」的な価値観を押し付けられた、等です。
内向的な分、思慮深かったり、慎重だったり、観察力が鋭かったりという部分があるかもしれません。そもそも、内向的と外向的に良い悪いはありません。
自分を変える=自分以外の何物かになる、というイメージがあるのではないでしょうか?
ですが、たとえ要素の一部分だったとしても、自分ではない何かにはなれません。変わったように見えても演技だったり抑圧だったりします。
自分を変える方法
変える為の考え方
本来の自分を認めていくのが、自分を変える方法です。
自分を変えると思っているのに、本来の自分になる(=変わらない)というのは矛盾しているように思われるかもしれません。
変わりたいと思っている多くの人は、良い子の部分の自分を評価し、もっと良くなりたい、よく思われたい、という氣持ちを持っていると思われます。
自分で自分が嫌だから、自分を認められるようになりたいという承認欲求(自己承認欲求)です。
この承認欲求から離れる事が、変わる事になります。
自分で自分を認め、超自我の制限から自由になると、自己実現の入り口に立てます。
自己実現の状態になれば、内面はそのままなのにとても楽になれます。
自信も持てれば余裕も出て、何よりも心が満たされて幸せな状態になります。行動力もつき働き者になるので、人から見れば性格も態度も変わったようにさえ見えるかもしれません。
自分が嫌いな状態から、自分はOKという氣持ちになるのも、このような変化が出てくる要因です。
超自我を追い求める非効率さ
超自我の部分の理想の自分を求めなくなれば、ダメ人間になってしまう、成長しようと努力しなくなるのではないか、というのが、本来の自分を認めたくない原因の1つと思われます。
これが、変化をすると失うかもという恐怖心になっています。
ですが逆に、本来の自分を否定したり抑圧をする方が、成長の意味においてとても無駄な事になります。自分のエネルギーで自分を抑えている事なので、車のブレーキをかけているのと同じような物だからです。
ブレーキをかけながらも、「成長したい!」とアクセルをふかしている感じです。エネルギーは無駄な上に、車体にもダメージが行きます。
変わる方法
まず、自分嫌いをなくしていく事です。
性格の質に良い・悪いはありません。自分でない何かになりたいと思っている場合は、どんな外部要因(外からの情報や人に言われた事など)がそう思わせているのか考えてみてください。
そして、自分が変えたいと思っている部分の長所を考えてみてください。
これは、こんな自分は嫌だ、変わりたいんだ、と思う度にやってみてください。
自分は嫉妬深いんだ、不安を感じやすいんだ、等という場合は性格の善悪ではなく、心に何か問題が発生しているのが原因になります。
これについても、本来の自分を認めていけば解消出来る場合が多いものです。
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本来の自分自身が認められないのは、心が健全な状態ではありません。
元氣楽塾では、カウンセリングでじっくりお話をうかがい、氣の交流によって自信をつけていただくと共に、考え方の別の視点をお伝えします。
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氣力が強くなれば、元氣・やる氣が湧くと共に考え方も氣楽になってきます。チャクラの掃除によって、心にかかえていたわだかまりが、「ま、いいか」と、溶けていく事もあります。
人は、本来の自分に戻れば驚くほどに、成長しよう・役割を果たそう、という氣持ちが強くなります。
その時に氣力が強く、疲れた時の補充法を知っていればどんどん前に進めます。
まとめ
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