前回の記事に続き、違った自己認識による自己成就予言効果について書いていきます。
自己成就予言効果とは?
予言されたことを実現するような行動を無意識に取る事で、予言通りの結果が生じるという現象のことを言います。
思い込みによってもその効果があります。
良い思い込みをして、それが叶うように努力や行動をするのであれば、効果的に働きます。良い思い込みは自信を生み、やる氣が出るからです。
ですが、悪い思い込みだったり、努力を伴わない自信過剰は悪い結果に繋がります。
自己認識の歪みそのものが間違いという考え方
前回の記事で、「自信がない」の現実化と、「自信過剰」の現実化との違いを書きました。
今回は、それをもう1つ上の視点から見ます。
自己認識が正しくないので悪い結果になるというしくみの中に、「自信がない」の現実化も、「自信過剰」の現実化も含まれるという事です。
なので両方共が悪い結果に繋がります。
例えば何かの商売をしている場合で、自信がないパターンと自信過剰なパターンを書いてみます。
自信がないパターン
自分の商品やサービスはそんなに価値がないと考えます。
なのでアピールポイントもなければ、効果的な使い方を伝える事もできません。
買ってくれたお客さんに、申し訳ないという氣持ちがおき、何かサービスをしなければと考えます。
そのサービスや親切はオペラント条件付けのような、却って相手をダメにしてしまうものである可能性が高いです。
安売りを繰り返してしまう事もあります。そのようにしてこの店は破綻してしまうと考えられます。
自信過剰なパターン
自分の商売やサービスで、全ての問題が解決すると思っています。その結果、問題が解決しないのは客側が悪いと思い込みます。(そんなバカなと思われるかもしれませんが、見えない世界を扱う仕事ではそのような精神性の人が意外に居ます)
1つのシステムに頼るのは非常に危険な事です。
例えば石鹸しかなければ、洗えば全てが解決すると思います。何もかもが、洗う対象にしか見えなくなります。石鹸を200種類も用意すれば、自分は多くの対処法を知っていて完璧だと思い込みます。
別の商品やサービスで解決出来る問題さえ、自分でなんとかしようとします。
そして自信過剰の為、反省も改善もしません。
損失隠しをしますし、解決方法を知りません。自分に苦情を述べる人を隠し、潰そうとさえします。
このようにして、どんどん人が離れていき、この店は破綻していくと考えられます。
自信過剰にならない為には?
何故自信過剰になるのか?
自信がない事の裏返し
自分は優れていて、何もかもコントロール出来るという思い込みを持つとそうなります。
自分は正しく周囲は間違っているので、良い事は自分のおかげ、悪い事は人のせいという考えです。
人は、無意識での自己評価をそのまま人に当てはめています。なので周囲が悪いと思っている本心では、自分が悪いと思っています。
自信がないのを拗らせてそこを見ないようにしているので、問題の解決は難しくもあります。
単純に考えが足りない
- 自分には想像出来ないような事が普通にあり得ると氣が付かない
- 失敗を忘れて成功だけを覚えている
- 自分が望む情報だけを信じている
という事から、失敗を想像出来ずに自信過剰になります。
自信過剰にならない為には?
- 自分の持つシステムについて、何が出来ないか?を考える
- 悪いことが起きた時、人のせいにせずに自分の改善点を考える
- 専門外の考えを尊重し、取り入れる事を考える
- 何かを隠蔽したい、知られたくないと思った時に、理由を考える
といった事に氣をつけていけば、少しづつ修正されていきます。
第6・7チャクラと自己成就予言効果
違った自己成就予言効果を、1つ1つに分けて考えるのではなく、しくみの1つとして考えるのは、第6チャクラから持つ俯瞰的な視点です。
自己成就予言効果は便利なシステムとしても使えます。
全ての認識が正しい上で上の目標を設定する事が出来ます。ちょっとした思考や人間関係の歪みならば矛盾なく修正出来ます。
第6・7チャクラを使えるというのは、サイキック能力や、天の答えだけで高い能力が持てるわけではありません。
ただ全ての事が良くなる事を前提にした上で、ピタゴラスイッチ的なシステムを構築する理論を考えていく事で成し得る部分が多いのです。
なので、第6・7チャクラが優勢な人ならば、常に何かを考え仮説を立て、検証を繰り返しているような状態になります。
まとめ
自己成就予言効果は効果的に使っていきたいものです。
良い世界を信じ、そうなるように自分にも周囲にも予言すれば叶っていきます。
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