今回の記事では、人の器の大きさである、器量について書いていきます。
器量とは何か?
Weblio辞書で器量の類語を調べると
「度量 ・寛大さ ・ 寛容さ ・ 寛容性 ・ 包容力 ・ 心の広さ ・ 慈悲深さ ・ 懐の深さ ・ スケール ・ 人徳 ・ 人間的な幅 ・ おおらかさ ・ 柔軟さ ・ 太っ腹」
といった語句が出てきます。
当塾では、器量=氣の乗る器の大きさと説明しています。
氣の乗る器の大きさは、使える氣の量(氣量)と比例します。
氣力の記事で、氣力=氣の量という説明をしました。
氣の量が多くなれば、氣が乗る器も大きくなりますし、器が大きくなれば氣の量も増えてきます。
逆に、器量が小さいと乗る氣の量も少ないので、やる氣や元氣も少ないという事になります。
氣は物理的な物なので、単純に器量が大きくなれば、人としての「器」も大きくなります。
ここで氣をつけないといけないのは、氣の量が多くても器量が小さければ、ただの「氣の強い」状態になってしまうことです。
器量の大きな人の特徴
- 堂々としている
- 落ち着いている
- 地に足が着いている
- 慌てない
- 楽天的である
- 責任感がある
器量が小さな人の特徴
- いつも疲れている
- 行動力がない
- 持続する力(持久力)がない
- すぐに諦めてしまう
- 些細な事が氣になる
- 悲観的である
- 人に依存しやすい
- 覇氣がない
器量を大きくするメリット
器量が小さいと、集中力が持続せず、考えたり行動できない状態が続きます。元氣もすぐになくなり、いつも疲れた状態で何事に対してもやる氣が起きません。
些細な事がいつまでも氣になって、ストレスを抱えた状態が続き、肉体的にも精神的にもダメージを受ける事が多くなります。
氣を保持できる量が少ない=氣力が弱いという事ですのでそうなります。
逆に、器量が大きくなると以下のようなメリットがあります。
1.氣力が強くなる
器量を大きくすると言う事は、多くのエネルギー(氣)を蓄えられる事になります。
大きな器にたくさんの氣力がある状態が、
「元氣いっぱい」
「力がみなぎっている」
「やる氣に満ち溢れている」
と一般的に言われるものです。
氣力に満ちていると、疲れにくくなり、心身共に余裕が出来ます。
2.ストレスに強くなる
器の大きさは、ストレスに対する許容量にも関わります。
器が大きいと、多少のストレスやトラブルに見舞われても氣にならない精神的な強さを発揮してくれます。心の揺れ動きが少なくなると、日常生活が楽に過ごせるようにもなります。
器量が大きい=氣の量が多いと、氣の循環によってストレスが直接入りにくくなる上に、排出しやすくなるという相乗効果もあります。
3.人生の転機を乗り越えられる
器量が小さいと、少しの事でも一喜一憂しがちです。このような状態では、人生に大事な局面が今なのかそうでないのかの判断さえ難しくなります。
器量が大きいと、心が落ち着いているので先々起きる事への見切りがつきます。
プレッシャーやストレスを跳ね除けた、健全な心の状態で未来を選択出来ます。器量が大きいのは、それまでに色々な学びや経験を積んでいるという事なので、大事な局面を良い状態で切り抜けやすくなります。
育った環境と器量の関係
幼少の頃のしつけや環境で器量に与える影響は、人や物事・行動について、どれだけ正しく認められたか・許されたかというものが大きな要因になると考えられます。
- 認められ、適度にのびのびと育てられた
- 不必要に厳しく教育された
- 過剰に甘やかされた
この3つのパターンを例にとって書いていきます。
子ども自身に適したしつけの場合
子供のやりたい事をさせてみて、その後に物事の良し悪しを教え、本人にとってもそれがいい事なのか悪い事なのかをわからせる様に育った場合、恐れずにチャレンジする強さが身に付きます。
そうなると、考え方や物事の捉え方、あらゆる面での視野も開放的で幅広くなるでしょうし、
必要以上に人や物事を恐れる事なく過ごせます。のびのびとしたおおらかな人間になりやすくなります。
その結果、器量も大きく育ち、さらに自分の器量を広げていくようになっていきます。
厳し過ぎるしつけの場合
あれもダメ、これもダメといった否定ばかりのしつけをされた場合は、自分自身を認める事を許されない状態になります。
その結果、自分の行動に自然とブレーキをかけてしまい、人の顔を伺いながら行動する事が癖になってしまいます。
常に周りの目を氣にし、自分を主張する事を避け、必要以上の我慢をしている、窮屈で堅苦しい人間になる事が予想できます。
考え方や物事の捉え方、あらゆる面での視野は閉鎖的で偏ってしまいます。さらに自分に自信が持てないので、物事全ての判断基準が自分の中ではなく、他の人がどう思うか、他の人からどうみられるかが重要になります。
そのように育ってしまうと、何か嫌な事や辛い事があると、振り子のように心が揺れ動き「自分がダメなせいだ」と自分を責めたり、「あの人は恵まれていてズルい」と、他人を羨んだりしながらも、自虐の考えに傾いてしまう人が多いようです。
自分を認められない状態では、器量は大きくなりません。また、他人に対しても「自分が許されない事は許せない」という基準から、歪んだ氣持ちを持ってしまいがちです。
甘やかされて育った場合
この場合は、他人を条件付きでしか認められないという考えで育ってしまいます。
自分が何の努力をしなくても、悪い事をしても、ちやほやしてくれる人はOKで、それ以外の常識的な態度をとる人はダメな人だという価値観になってきます。
そうなれば考え方も偏りますし、対ヒトについても偏った接し方をする傾向にあります。
そして、
「親の前とその他の大人の前での態度が変わる」
「親の権力を利用する」
「自分のミスを他人のせいにする」
「都合が悪くなると自分で責任をおわないで他人に責任転換する」
「自分は特別だと勘違いしている」
といったような思考・行動パターンになってきます。
こういった人が社会に出て、自分の常識が通じない場面に直面すると「なぜこのようになってしまったのか」などといったように起きたことに対しての原因を考えるより、
「あいつのせいでこうなった」
「自分は一切悪くない」
「あいつが裏切ったからこんな事になった」
「どうして自分がこんな目に合わないといけないのか」
と言うよに怒りの感情に支配されてしまいます。
そして不安定な感情はやはり振り子のように、ただ他人に向けられたり、逃げたいが為に自殺願望にとらわれたりと揺れ動き、他害の方向性へ進んでいく場合が多いでしょう。
器量を大きくする方法
修羅場、壁、課題を乗り越える
生きていれば、乗り越えなければいけない壁や、困難な課題にぶつかる事態に見舞われます。
そこまでではなくても、努力しなければ乗り越えられない目標や、何かを手に入れるために我慢しないといけない場面も出てきます。
そこを乗り越えると、まず自信がつきます。
乗り越えるために得た知識や経験も、器量を大きくする重要な要素になります。
ここで氣を付けてほしいのが、困難=乗り越える壁・課題 とは限らない という事です。
苦境そのものが課題の場合ももちろんありますが、その苦境から勇氣を持って離れて、自分の人生を進んで行くことが課題の場合もあります。
乗り越える課題かそうでないかを見分けるポイントは、何度も同じような事象が目の前に現れるかどうかです。
課題なら、乗り越えれば現れませんし、乗り越えていなければ乗り越えるまで現れ続けます。
2~3回程度なら繰り返すこともありえますが、何度も同じような苦難ががやって来る場合は、その状態に依存せずに離れる事が課題になっている可能性があります。
氣力を強くする
当塾ではこの方法で器量を大きくしていきます。氣力の強化がこれにあたります。
氣力を強くする=氣の量を増やすと、それが乗る器も大きくなるという状態になってきます。
器を大きくするためには課題や困難を乗り越えなければならないのですが、氣力が強くなると、きっちり目の前に課題が現れてきます。
その課題は、その人がこれからより良く生きていく為に必要なものであり、乗り越えられると日常生活が楽になる事も多いです。
起きている現象から、乗り越えるべき課題が何かをカウンセリングによって判断も出来ますので、かなりのスピードで器量が大きくなります。
まとめ
器量が小さいと、心が健康でない状態に陥りやすくなります。疲れやすく、日々の生活に振り回され、溜まった不満やストレスに蝕まれてしまうからです。
そのような状態では、どう楽しく人生を過ごそうとか、自己実現させる為の行動などという良い氣とは縁遠くなってしまいがちです。
是非一度、器量という観点からもあなたの心を観察してみてくださいね。
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