心理ホメオスタシスによる行動前の不安への対処法

悩み
元氣楽塾の廣瀬 英樹です。

何か新しい事を始めよう、行動を起こそうとすると、不安な氣持ちが強まる事があります。それが原因で何も出来ない場合もあります。

今回の記事では、何かをやろうとする前に湧き上がる不安について書いていきます。

心理ホメオスタシスとは

ホメオスタシスとは?

ホメオスタシスは、外部の影響にかかわらず、体温や血糖値などの生理的状態をある一定の状態に保つ機能の事です。それがあるために人は生きて行けます。逆に、ダイエットをしても体重の変化が起きにくいのもこれのせいです。

心理ホメオスタシスとは?

環境や習慣などを一定に保とうとする心の動きです。この機能があるおかげで、通常の精神活動や他の人との関わりが保てます。

朝起きて仕事に行き、家に帰って休むという一定の習慣も、この機能で維持されます。

そして、環境の変化は危険だと脳は考えます。その為に何か新しい事を始めようとすると、それを邪魔するような心の働きが出てきます。

その為に、新しい習慣作りやチャレンジへの取り組みが難しくなります。

心理ホメオスタシスで不安になる例

どのような不安が起きるか

  • やる事へのデメリットを探す
  • やらなくていい理由を探す
  • 過去の失敗を思い出す
  • 出来ない理由を探す
  • 出来ないと思い込む
  • 心に虚しさがこみあげてくる

といった感じで、その事についてネガティブな思いばかりが出てきます。

具体的な例

忙しい日々で、部屋が散らかってきたとします。

床には洗濯物が散乱し、机にはダイレクトメールや本が山積みになっています。

このままではいけない、土日の休みはしっかり掃除しようと決意しました。

ですが、いざ掃除をしようとすると、いろんな考えが頭をよぎります。

「土日はゆっくり体を休めないと、月曜からしっかり働けないのではないか」
「本を仕舞う本棚を用意しないと片付けが二度手間になるんじゃないか」
「もっと高性能な掃除機を用意しないときっちり掃除出来ないのではないか」
「以前掃除中に怪我をした事があるから、今回も怪我をしそうだ」
「掃除したってすぐに散らかるのだから意味がないのではないか」

このように、掃除をしない・出来ない理由を考え始めます。

あげくの果てに

「今週末だけが休みというわけではないから、掃除は来週にすればいい」

と、掃除をする事をやめてしまいます。

心理ホメオスタシスで行動をやめる一番の問題点

やらない、出来ないという事そのものよりも、やるべきなのに出来ないという心の葛藤や自責が問題です。

やらない自分は駄目だと思っていると、自分や他の人に対する言い訳を常に考えます。

上記の掃除の例ならば、家に帰る度に掃除をしていない自分と対面させられます。掃除をしようと思うけれど出来ない理由を頭の中で作って、自分を納得しようとさせます。

今は掃除が出来ないけれど、週末には掃除の予定があるという状態に自分を置く事で、自分は駄目ではないと言い聞かせる感じです。

この状態では心が疲れますし、自信もなくなってきます。

心理ホメオスタシスへの対処法

心理ホメオスタシスのしくみを知る

新たに何かをしようとする時に不安になるのは

心理ホメオスタシスが働いているせいだ、という事を知ってください。

不安だな、怖いな、と思うのは、脳がそのように機能しているだけです。

本能的に脳は変化を嫌います。心の一番の目的は、生命を維持する事だからです。今安全に生きているのに、変化した先では危険があるのかもしれない、ならこのままが安全だと、脳は考えます。

何かに挑戦して、有意義に生きたいとかは、脳は知ったこっちゃないわけです。

心の中の不安を大きく膨らませる事で、新しい取り組みをやめてもらえるならば、脳はそのような心の動きになるように働きかけます。不安にさえすれば安全になれるという判断です。

なので何か不安を感じても、そんなものだと割り切って実際に行動してみてください。

考えが大きくなる前に行動するのが、一番の対処法です。

それは本当にやるべき・やりたい事なのか?

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周囲の人や社会が作り上げた「立派な人」のようにならなければいけないと思い込んでしまう事があります。

それがやりたくない事や、やらなくてもいい事だった場合には、無理をして行動しなくても良い場合も多くあります。

実際にそれをせずに生きていけばどうなるか、自分の氣持ちや利便性などを基準に考えていくとわかりやすくなります。

他の人に対しては、評価ではなく、迷惑をかけないかどうか程度に氣にするくらいで大丈夫です。

元氣楽塾での心理ホメオスタシスへの対処法

カウンセリング

悩みを話すだけでも心の中が整理され、どのようにすればいいのか見えてくる事があります。そして話すだけで、氣が健全になってきます。

ご本人が氣が付かない内に、心ではどう動くか決めている事もよくあります。

当塾では氣力強化を行っています。氣力が強くなればやる氣が出て新しい事にチャレンジ出来るのではと思われるかもしれません。

ですが、不安を抱えたまま氣力が強くなれば、不安までもが大きくなってしまいます。

そのような事がないように、しっかりお話を聞かせていただいて、一緒に心の問題に取り組んでいます。

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まとめ

心の仕組みを知れば、解決出来る方法が見つかる場合は多いものです。

心をコントロールするのではなく、上手くお付き合いして心を味方に付けてください。

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