集中力を高める秘訣をスポーツの現場に落とし込むとこうなる!

メンタルまっちょ養成所
元氣楽塾の廣瀬 英樹です。

集中力を高める秘訣を具体的にイメージできるようにスポーツの現場で例えることでよりわかりやすく身近に感じてもらえると思います。

現場での秘訣の活用方法

スポーツの現場で集中と集中力の秘訣を落とし込むとこうなります。

それでは、いってみましょう!!

1. 明確な目標設定と意図

スポーツにおいても、目標設定と意図はパフォーマンス向上の鍵となります。

  • 具体的な目標: 「試合で良いプレーをする」という曖昧な目標ではなく、「次のサーブでエースを取る」「この1球に全力を集中する」のように、具体的で達成可能な目標を設定します。
  • プレー前の意図: プレーや試合前に、「今日は〇〇に集中して臨む」「自分の最高のパフォーマンスを発揮する」といった明確な意図を持つことで、意識が散漫になるのを防ぎ、パフォーマンスへの意識を高めます

自分がするべきプレー、やろうとしているプレーなどをしっかりと意識をしながら練習や試合に挑みましょう。そうすることで一つ一つのプレーや、氣になった場面が鮮明に脳裏に残ります。脳裏に残すことが振り返る時に質の高い振り返りができます。

 

2. 環境の整備

試合や練習における集中を最大限に引き出すための環境づくりです。

  • 外部ノイズの遮断: 観客の歓声、相手チームのプレッシャー、審判のコールなど、外部からのノイズに惑わされない精神力を養います。試合前のルーティンを作り、自分の世界に入ることも有効です。
  • 内的ノイズの遮断: 過去の失敗や未来への不安といった内的なノイズをコントロールする訓練が重要です。瞑想やイメージトレーニングを通じて、心を静める方法を習得します。
  • 用具の管理: 道具の手入れを怠らない、試合前に必要なものを整理整頓するなど、プレーに集中できる準備を徹底することも環境整備の一環です。

これらのノイズをどれだけ削れるかは、練習や練習試合の中で、どれだけ細かく「想定」できるかによって、その精度は変わってきます。あらゆる場面を想定して練習や練習試合をすることで、公式戦で最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。

 

3. 集中力を高めるための具体的なテクニック

スポーツのパフォーマンス向上に直結する集中力トレーニングです。

  • 一点集中: ボール、相手選手の動き、ゴールなど、プレーに必要な一点に意識を集中させる練習を行います。例えば、テニスのサーブ時にボールだけを見続ける、バスケットボールのシュート時にリングの中心だけを見る、などです。
  • 注意の切り替え: 状況に応じて、注意の焦点を素早く切り替える能力も重要です。例えば、サッカーでボールを持っている味方、マークしている相手、ゴールなど、必要な情報に瞬時に意識を切り替えます。
  • プレッシャー下での集中: 試合終盤の重要な場面や、観客からのプレッシャーの中で、平常心を保ち集中力を維持する訓練が必要です。シミュレーション練習やメンタルトレーニングで、プレッシャーに慣れることが重要です。
  • ルーティン: プレー前に行う一連の動作(例:野球のバッターが打席に入る前の動作、ゴルフのショット前の素振りなど)は、集中状態に入るためのスイッチとなり、外部の邪魔なものから意識を遮断する効果があります。

それぞれの競技によって想定される場面は違いますが、トレーニングから得られる効果は同じです。どのトレーニングをどんな場面を想定しながらどの秘訣を使うのかをよく考えて、自分なりにアレンジしながらトレーニングしてみましょう。

 

4. 集中力を維持するための習慣

日々のトレーニングや生活習慣が、試合での集中力に影響を与えます。

  • 質の高い睡眠: 疲労回復だけでなく、集中力を高めるためにも質の高い睡眠は不可欠です。
  • 栄養バランスの取れた食事: 脳のエネルギー源となる栄養を適切に摂取することで、集中力を維持できます。
  • フィジカルトレーニング: 基礎体力の向上は、試合終盤まで集中力を維持する土台となります。
  • リカバリー: 適切な休息やアクティブリカバリーは、心身の疲労を軽減し、次のトレーニングや試合への集中力を高めます。

ここは、全てに共通する秘訣です。身体のケアはしっかりと整えるように心がけましょう。

5. 集中を妨げる要因への対処

試合中に起こりうる様々な妨害要因に対処する能力を養います。

  • 審判の判定への対応: 不利な判定にも冷静に対応し、集中力を途切れさせない精神力が必要です。
  • 相手チームの挑発への対応: 相手の心理的な揺さぶりに乗らず、自分のプレーに集中する強いメンタルが必要です。
  • ミスからの立ち直り: 一度ミスをしてもすぐに気持ちを切り替え、次のプレーに集中するリカバリー能力が重要です。

「相手のファールだ!」と感じていても、審判のジャッジが「自分たちのファールです!」とされてしまった時や、相手からの挑発を受けた時が最も心を揺さぶられる瞬間ではないでしょうか?
そんな時に、いかに早く「心の揺れ」を穏やかにし、「今自分がしなければならないことは何なのか?」、「取るべき対応策は何なのか?」と、我に返ることができるかが大きく勝敗をわける要因になります

この秘訣は練習で鍛えることは極めて困難です。この秘訣は、ある程度本氣モードに入る練習試合が最適なトレーニングの場になります。

6. 自己認識と振り返り

自身の集中力の状態を把握し、改善に繋げます。

  • 試合や練習後の振り返り: どのような状況で集中できたか、逆に集中が途切れてしまったのはどのような時かを分析します。
  • メンタルコーチとの対話: 専門家からの客観的なフィードバックを受けることで、自身のメンタルの課題や改善点に気づくことができます。
  • 成功体験の積み重ね: 小さな成功体験を積み重ねることで、自信となり、より高いレベルでの集中力を発揮できるようになります。

練習や、試合の振り返りは、自分を成長させるには必要不可欠な秘訣です。練習後や試合後は疲労のせいで何もしたくなくなります。ですが、練習や試合直後の方が自分の中に残る体験の記憶が鮮明です。記憶が鮮明な内に、できればその日の内に振り返ることが望ましいです。

「○○ノート」、「悔しいノート」、「氣づきノート」というような振り返り専用のノートを作ることをおすすめします。公式戦の一週間前くらいにこのノートを見返すことで、自分が氣をつけなければいけないポイントがリマインドされ、試合までの練習内容と試合結果に大きな変化をもたらします。

まとめ

スポーツの世界では、ほんの一瞬の集中力の差が勝敗を分けることがあります。日々の練習とメンタルトレーニングを通じて集中力を磨き、最高のパフォーマンスを発揮できるようになることを願っています。

メンタルトレーニングが必要だと感じているけど、どこに、誰に頼ればいいかわからずお悩みの方は、一度私にご相談ください。

あなたの勇氣をしっかり受け止めさせていただきます。

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