第5チャクラは人生を選択し、決めるチャクラです。そして、個人を司るチャクラとしては最上部にあります。
そして、インナーチャイルドとも関係の深い場所でもあります、
今回の記事では、インナーチャイルドを癒す方法と第5チャクラの関係について書いていきます。
第5チャクラとは?
喉元、首と胴体の境目のくぼみに位置しています。
人生や生き方に関するチャクラです。コミュニケーションや表現力にも影響します。
人生の変化や、選択肢、つまり人生の岐路が近づくと、第5チャクラに氣が集中するために喉に圧力がかかります。そうなると、イガイガしたり咳が出たりします。
第1~第5チャクラまでが個人のステージで、第6・7チャクラは霊性のステージになります。
チャクラは下から上へ上昇していくので、この場所が、個人の成長の最終になります。
インナーチャイルドとは?
インナーチャイルドとは内なる子供の事です。自分の内側に残っている幼少期の感情や記憶を指します。
一般的には、幼少期に、家庭環境などで、傷ついた、寂しかった、苦しかったという思いがトラウマとして残っている状態を言います。
意識でも無意識でも、心に残ったインナーチャイルドは、心や行動に歪みをもたらします。過去のつらい記憶にとらわれて生きている事自体が辛いものです。
インナーチャイルドとアダルトチルドレン
心理学上では、インナーチャイルドとアダルトチルドレンはセットで考えられます。
インナーチャイルドを癒す事がアダルトチルドレンを回復させる方法、という考え方からです。
アダルトチルドレンとは、子どもの頃に機能不全家族(ストレスが日常的に存在している家族状態)の影響で、大人になっても生き辛さを感じている人の事です。
アダルトチルドレン6つの役割
アメリカのセラピスト、W.クリッツバーグは、以下の6タイプに分類しています。
ヒーロー(英雄)
親の期待や理想を、絶対の使命として受け取ってしまい、身を削ってでも応えようと必死で努力します。希望を与える事で、家族がバラバラにならないようする役割です。
スケープゴート(いけにえ)
スケープ・ゴートは犠牲の山羊という意味です。
自己犠牲をし身代わりを務め、家族にとって共通の敵になることで一致団結させて、崩壊を防ぐ役割です。
ロスト・ワン(いない子)
大人しくていい子を演じます。親からすれば躾が必要がない楽な存在です。自分の心が傷つかないように、家族の人間関係を離れて安全を守ろうとします。
プラケーター(慰め役)
家族の、特に母親の愚痴を聞いて慰める役割です。愚痴を聞く優しい自分に存在価値を感じます。
クラン(道化師)
自分の考えや感情を押し殺し、穏やかな雰囲気を守ろうとします。明るく立ち振る舞いながら、必死で家族を繋ぎ止めようとする役割を果たします。
イネイブラー(支え役)
自分のことよりも家族を優先し、常に働き動き回る役割です。それによって家族が喜び、そこに自分の存在価値を見出してしまいます。
インナーチャイルドの癒し方
癒す為の対話
自分の中にかわいそうな子どもがいる、しくしく泣いている、と思ってしまうとつい優しくちやほやしたくなります。
ですが、実際にそれをやるとインナーチャイルドは大騒ぎしはじめます。小さな子どもが転んで泣きそうになりながらも自力で起き上がろうとしている時に
「大丈夫? 起き上がれる?」と聞くと、急に大泣きして座り込むようなものです。
もしくは、インナーチャイルドを癒したいが為に自分が同化しても意味はありません。2人の子供がどうして良いかわからず、ただ泣きわめくだけになってしまいます。
最初は泣いたり怒ったりと、強い感情がやってくるはずです。
それを一緒に泣いたり怒ったりするのではなく、傍に寄り添いながら、落ち着くまで待ってあげたり、受け入れたり、理解してあげてください。
その上で感情の下にある本当の望みをくみ取って叶えてあげる事が、対話の方法です。
否定したい今の氣持ちを認める
まず、インナーチャイルドを受け入れられない自分を否定しないことです。
インナーチャイルドを知った時に、こんな子どもの部分が残っているなんてみっともないとか、自分はこんなのじゃないとか、そう思ってしまうかもしれません。
ですが、まず、否定している自分を否定しないようにしましょう。その上でこのようなインナーチャイルドがいるという事実だけを認めてください。
事実さえ認識していれば、いつか納得できる時はきます。ですが、認められなければそのままです。
インナーチャイルドがいる、でもその存在は嫌だ、という2つの氣持ちは抵抗です。そのうち抵抗感がなくなってきて、そんなものかと思えるようになってきます。
どうすればよいのか?
インナーチャイルドにとって理想の大人、理想の親になる事です。
理想の親とは、あれも駄目、これも駄目と厳しく制限をかけるのでもなく、たた要望を叶えるだけでもありません。あなたの中の子どもに本当に必要な物を見つけ、与えてあげるようにします。
そう出来るようになる為にはどうすれば良いのか?ですが、
自分がインナーチャイルドを癒せるだけの大人に成長する事が、解決方法になります。
それが出来る自分を育てていくという事と、実際にインナーチャイルドを癒す事で現実も変わっていきます。
第5チャクラとインナーチャイルドの関係
第1~第5チャクラまでは自分の心身、つまり体と心を健康にし、能力を生かすためのチャクラです。個人に関するチャクラの最終である第5チャクラで、どのように生きていくかを決めていきます。
なので、第5チャクラまで精神性が成長すれば、インナーチャイルドが癒せるという事になります。
と、書くと
「第5チャクラまで進めばインナーチャイルドを癒せるんだ!」という意味に受け取られるかもしれません。
実際にチャクラの開発やカウンセリングを繰り返してきた経験での話を書きます。
第4チャクラまでをしっかり育てれば、インナーチャイルドを癒せるだけの精神性は身に付きます。すぐに癒せないまでも、それが可能な状態になります。
実際に当塾でレッスンを受けている生徒さんは、酷い家庭環境で育っていても第5チャクラでそれが噴出する事はほとんどありません。
それが第5チャクラまで持ち越すという事は、深刻な課題を抱えているという事になります。
その課題への取り組みは長期間かけてのものになるでしょうし、対面しないほうが幸せな場合もあり得ます。
つまり、第5チャクラでインナーチャイルドを癒すというのは深刻な状態だという事です。
なので当塾で、第5チャクラでその課題に取り組む場合は、本人の覚悟と安全性を確認した上で、じっくりレッスンを進めていきます。
まとめ
インナーチャイルドを癒すのには、育て直しが有効です。お子さんがいる方ならば、自分がしてほしかったように大切に育てる事で、自分をも癒せます。
ペットを通じてもそれが出来ます。
人に冷たく厳しくする事は、実は自分に対してそうするのと同じであり、人に八つ当たりをするのは、自分の過去に復讐しているのと同じです。
自分の中に嫌な感情が現れた時は、インナーチャイルドが関係していないか、一度自己対話してみてください。
コメント
参考になりました。どうもありがとう。