チャクラについて、世間では様々な説が飛び交っています。チャクラを開くだけで能力がすぐにでも開花するような、例えば
『チャクラの蓋を開けた途端に特別な能力が身につく』
『第6チャクラの蓋が開くとこれまで目でみえなかった霊的な物が見えるようになる』
『第4チャクラが開くと過去世を見ることができる』
『第5チャクラに眠るインナーチャイルドを癒すと元氣になれる』
といった類のものです。
チャクラを開く方法として書かれていることでさえ、チャクラを軽く刺激しているだけで終わっているような事が多い氣がします。
日々チャクラの開発を行っている私の観点からすると、控えめに言っても「それでは足りないのではないか」と思っているのが実際の所です。
今回の記事では、なぜチャクラを開くだけでは駄目なのか、正しく稼働させるためには何が必要なのかを書いていきます。
チャクラが正しく稼働した時の効果
第1チャクラ
地上からエネルギーを吸い込んで、第2チャクラへ送り込む。
第2チャクラ
第1チャクラから送られてきたエネルギーを人間用の氣力に変換させるためにある。強い決断力、忍耐力を作るために必要な覚悟や決心、根性を育てる。
第3チャクラ
性格を司る。一時的に今の自分の真逆な性格を体験する時期を作り出します。自分の視野を広げるため、考え方の幅を広げる要素を含んでいる。
第4チャクラ
『魂』を内包し、感情を司る。氣持ちの変化をおこしたり、心の状態の浮き沈みを感じる場所。
第5チャクラ
人生の指標を内包する。人生における岐路に対しての正しい選択ができるように、岐路が近付くとここが反応を始めます。過去の自分がクリアーできなかった人生の課題が封印されている所でもある。
第6チャクラ
物事の虚実を図る。五感と六感を司り、霊的な物が見えるのはこのチャクラが発達しているからだと言われている。将来や未来の事、先の事を考える時にも使用される。第7チャクラから送られるお知らせを映像として見るために使うこともある。
第7チャクラ
禅のためのチャクラと言われ、悟りやひらめきを引き出す。発達すると、大らかな心と、ゆるし許しの心が表にでてきて表情も穏やかになる。瞑想や、精神を落ち着かせる事によって答えが得られるのはこのチャクラの効果と言われている。
チャクラを開くだけでは駄目な4つの理由
1.チャクラを稼働させる下準備が出来ていない
チャクラを開く=チャクラの蓋を開ける前に下準備をしなければいけません。
まず、氣を循環させる事からはじめます。
氣とは万物に宿り、主として生き物が強力に放つ生命エネルギーです。そして「氣の通り道」が存在します。
人は心に傷を負いたくない、傷つきたくないという思いから、氣の通り道を詰まらせることによって、ダメージが魂に届かないようにガードしています。
氣の通り道の詰まりというのは、エゴ=自我によるものです。
基本的に大人は氣の通り道が詰まっているため、スムーズに氣が体の中を流れる事ができません。ですが、そのの詰りを除去する事によってそれが可能になります。
上のイラストは氣の循環図です。
氣の循環は、足元、股間(ここに第1チャクラが位置しています)から入り、頭頂部(ここに第7チャクラが位置しています)へと向かって駆け巡り、抜けていきます。
氣の通り道の詰まりを除去した後に、第7チャクラの蓋を開ける事ではじめて『氣の循環』が始まります。
氣の循環を確保する事で、氣が集中しすぎての圧迫による痛みの原因がなくなると同時に、チャクラを使えるようになります。
これがチャクラを稼働させるための下準備です。
2.開く「だけ」ではかえって危険!開くのは稼働させる初歩中の初歩
使われていなかったチャクラは蓋がしまり、錆びついています。
錆びというのは、氣の通り道の詰まりと同じく大人になるにしたがって増えてきたエゴによるものです。そのエゴが蓋にまとわりついているため、簡単には開きません。
そして、なんとかチャクラを開いた(蓋を開けた)としても、それだけでは稼働しません。稼働する準備が出来ただけです。
しかも、開いただけの状態のチャクラでは、良いものも悪いものも区別なく取り込んでしまいます。
現在のようなストレス社会では残念ながら悪いものの方が多く、そういう物を溜めこんでしまい、心身ともに危険な状態になる場合もあります。
(そういう事を防ぐためにチャクラの蓋がしまっているわけなので当然といえば当然です)
そうならないためには、氣の循環を作り外部からのものがダイレクトに入ってこないようにする事と、チャクラを回転させて使う事で、悪いものを排除出来るようにしていく必要があります。
3.チャクラを稼働させるエネルギーが足りない
チャクラが開いているだけでは、外からの良いものも悪いものもただ取り込むだけの状態になっています。
開いたチャクラを稼働させるためには、エネルギーが必要です。
そのエネルギーが循環された「氣」であり、チャクラは氣で回転させて使うものです。
チャクラを自由自在に操るには、自由自在に『氣』も操る必要があります。
自然界に発生している『精』と呼ばれる『氣』の元なるエネルギーを第1チャクラから取り込み、第2チャクラで人間が使える『氣』へと変換させます。
そのために呼吸法があり、正確な呼吸法によって氣を発生させチャクラを稼働させていきます。
4.チャクラを稼働させる順序が守られていない
チャクラの開発は、第2から第3、第3から第4と下部から開発していかなければいけません。その理由として
1.上部のチャクラを稼働させるためにはそれ相応のパワーが必要になる。下部のチャクラを稼働させて得られるパワーによって、上部のチャクラを稼働させることが出来る。
2.下部のチャクラにはパワー面での下支えをする役目があり、それにともない精神的な芯を作るのに重要な役割がある。この下支えと芯の強さが、各チャクラが精神の管理(マネジメント)を行う上で欠かせないもの。
の2つがあげられます。
例えば、いきなり第三の目と言われている第6チャクラを開けて使おうとすると、まずパワー不足で正確に稼働しません。
その上、第6チャクラから入ってくる情報に振り回されない程に精神が鍛えられていないため、幻聴や幻覚、妄想に取りつかれたかのような状態になってしまう場合さえありえます。
すべてのチャクラを正しく安全に使えるようになるためには、下部から確実に使えるようにしていきましょう。
まとめ
『氣の通り道の詰まりを取り除く』
『氣を発生させる方法を知る』
『発生させた氣を循環させる方法を知る』
『発生させ氣を各チャクラへ流し込みチャクラを稼働させる方法を知る』
チャクラを開いて充実した人生を歩みたい、と前向きに取り組むのは良い事ですよね。その理想に近づくために、このような方法があるという事も知っていただけたらと思っています。
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