チャクラの専門家として、なぜ下位のチャクラ(特に第一チャクラ・第二チャクラ)から育てる必要があるのか、その理由をスピリチュアル、エネルギー、生理・心理の観点から、総合的かつ深く解説します。
結論:チャクラは「土台」から育てる必要がある
チャクラは下から上へと積み重なるエネルギーの階層構造です。
下位のチャクラ(特に第1〜第4)は、「生存・安定・自我の確立」に関わる領域になります。
これらが不安定だと、いくら上位チャクラを開こうとしても、空中に家を建てようとするようなもので、絵に描いた餅を食べようとするのと同じです。
1. チャクラは「ピラミッド構造」である
チャクラは、まるでピラミッドや木の幹のように、基礎(土台)から順に積み上げる構造です。
チャクラ | キーワード | 役割の構造 |
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第1チャクラ | 生存・肉体 | 生きるための土台(グラウンディング) |
第2チャクラ | 感情・欲望 | 喜び・創造性・人とのつながり |
第3チャクラ | 自我・意志 | 自己確立・境界線・意志力 |
第4〜第7チャクラ | 愛・表現・直感・霊性 | 上に行くほど抽象度が高くなる |
つまり、上位チャクラは、下位チャクラが安定していてこそ、バランスよく開花できるのです。
2. 第一チャクラが不安定だと、すべてが揺らぐ
第一チャクラ(ムーラーダーラ)は「生存の基盤」であり、精(自然のエネルギー)を吸収、吸引する役割があります。そして、グラウンディング(地に足がつくこと)と直結します。
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元氣、やる氣がでない
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疲れが取れない、眠れない
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食欲が湧かない
こうした状態は、第1チャクラが弱っているサインです。
この状態で瞑想をして上位チャクラを開こうとすると、エネルギーが「分散する」か「偏る」ことで、現実と精神のギャップが広がり、不安定になってしまいます。
3. 精神的逃避や空想癖のリスク
下位チャクラが未発達なまま、上位チャクラ(第6・第7)を刺激しすぎると、次のような状態が起きやすくなります:
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地に足がつかず、空想の世界に逃げる
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第三の目が開いた気がするが、妄想と現実の区別がつかない
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エネルギー酔いや頭痛、幻覚体験
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実生活では不適応を起こす
これは、「霊的な開花ごっこ」とも呼ばれる現象で、スピリチュアル・バイパス(未解決の問題から逃げて、スピリチュアルに依存する)に陥るリスクもあります。
4. 下位チャクラを育てると人生全体が安定する
実は、第1〜第4チャクラの成長によって、次のような恩恵が得られます:
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健康・食生活・睡眠の質が上がる
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人間関係で自分の境界線がはっきりする
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感情と欲望を健全に表現できる
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自己肯定感が高くなり、正しい自己承認ができる
これらの地に足のついた力こそ、上位チャクラを支える柱や幹のような役割を果たします。
5.育成の順序はこう進めよう
チャクラ | 主なテーマ | 実践例 |
第1 | 吸収、欲求 | グラウンディング、睡眠、食欲、性欲 |
第2 | 生命力 | 呼吸法、行動力 |
第3 | 感情 | 感情の確認、容認 |
第4 | 愛 | 内観、自己承認 |
第5 | 岐路、自己主張 | 覚悟、決断、本音を口にする、書く |
第6 | 直感、創造 | 瞑想、先をみる |
第7 | 霊性、閃き | 仏性、祈り、瞑想 |
早く上位のチャクラに進みたいと焦る氣持ちは理解できますが、下位のチャクラをおざなりにすると、すぐにエネルギー不足になったり、上位のチャクラを安定して使える時間が超短時間に限定されたり、日常生活に支障をきたすこともあります。
そうならない様に、当塾のレッスンでは、それぞれのチャクラの育成にかける時間を十分に使っています。
まとめ:チャクラ育成の順序は「大地から天空へ」
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第1〜第4チャクラは「地面に根を張る」ため
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安定・安心がエネルギーの流れを整える
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霊性・直感・創造性は、その上に芽吹く果実
大地にしっかりと根を張る作業、下積みをしっかりとすることで、幹は強く太く育ちます。太く強く育った幹は、空へ向かって着実に安定して伸びていきます。成長した木は追々と繁り、美しい花を咲かせ、立派な実をつけます。そして、この循環を絶え間なく繰り返して大木、樹木へと成長していきます。
という流れで体、チャクラ、氣(エネルギー)、氣力(パワー)、器、感情、感覚が育つと考えてみるとわかりやすくありませんか?
実(感覚)が欲しい思いが強すぎて、実(感覚)にばかり目(意識)がいっていると、それ以外のところが軽視され、実が実る条件を満たせない状態に陥ります。そういう意味で、下位のチャクラから順番に育てて行く事がチャクラや、それを動かす氣力を無理なく、スムーズに育てることをお勧めします。
その方法を知りたい方は、お氣軽にご相談下さい。
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