スポーツ界における「化ける」とは、選手が潜在能力を開花させ、飛躍的に成長することを指します。そのためには、以下の要素が重要と考えられます。
そして、例外なく「化ける」選手はこれらの要素を知ってか知らずか必ず持ち合わせています。
1. 才能と潜在能力
- 生まれ持った身体能力や運動神経
- 高い技術習得能力
- 試合の流れを読む力や戦術理解度
これらの要素は、選手の土台となる部分であり、高いレベルで競技を行うために不可欠です。
これが世間で言われる「センス」の部分です。この部分が占める割合が大きいと思われがちですが、この差は選手の努力によって縮める事も可能です。
2. 努力と継続
- 練習量: 日々の練習を怠らない
- 質の高い練習を、継続的に行うことが重要
- ただ量をこなすだけでなく、目的意識を持って取り組む
- 自主練習: 練習で足りない部分を補う
- 課題克服やスキルアップのために、自主的に練習を行う
- 自己分析能力や、目標設定能力が重要
- 向上心: 諦めない! さらに向こうへ!
- 常に上を目指し、現状に満足しない姿勢
- 失敗を恐れず、チャレンジする精神
才能、センスがあっても、努力を怠れば成長は止まります。日々の努力の積み重ねが、潜在能力を開花させる鍵となります。成長「化ける」=練習量×時間ではありません。その練習が何のための練習なのか?その練習の意図は何なのか?この練習をどう取り組めばより実戦に近付くのか?など「意図的に考えた練習」が必要です。時間は有限です。ただ練習量だけを求めていては化ける成長は望めません。成長「化ける」=質の高い練習×時間だと私は考えます。
3. 環境
- 指導者:
- 選手の能力を最大限に引き出す、高い指導力を持つ指導者
- 技術指導だけでなく、精神的なサポートも重要
- チームメイト:
- 高いレベルのチームメイトと切磋琢磨することで、自身のレベルも向上
- チームワークやコミュニケーション能力も重要
- 練習施設・設備:
- 充実した練習施設や設備は、質の高い練習を行うために不可欠
- 最新のトレーニング機器や分析システムも重要
- サポート体制:
- 家族や友人、トレーナーなど、周囲のサポート体制
- 精神的な支えや、経済的なサポートも重要
選手の成長には、周囲の環境も大きく影響します。良い環境は、選手のモチベーションを高め、成長を促進します。選ぶ環境を間違えるとやっているスポーツが嫌いになったり、親子関係が悪くなったり、他責の人間になったり、人間不信になったりと様々なネガティブ要素がドミノ倒しの様に次々と降りかかって来ます。環境も選手生命に大きな影響を与えますので、簡単に親が勝手に決めるのではなく、選手の意思を尊重し、選手の決断に委ねましょう。
4. メンタル
- 精神力: 逆境を味方につける
- プレッシャーや逆境に打ち勝つ、強い精神力
- 集中力、忍耐力、自己制御能力も含まれる
- モチベーション: まずは「好き」になる事
- 高い目標を持ち、モチベーションを維持する
- 目標達成のための計画性や、自己管理能力が重要
- ポジティブ思考: 失敗を学びに変える
- 常に前向きな姿勢で、困難な状況でも諦めない
- 自己肯定感や、楽観的な考え方も重要
スポーツの世界では、プレッシャーや逆境はつきものです。強いメンタルは、選手のパフォーマンスを最大限に引き出すために不可欠です。メンタルまっちょ養成所は、この部分のスペシャリストです。メンタルトレーニングに興味がある方は、お氣軽にご相談ください。
5. 運とタイミング
- 怪我:
- 怪我は、選手の成長を妨げる大きな要因
- 怪我予防のための知識や、体のケアも重要
- 機会:
- 試合で活躍する機会に恵まれることも、成長のきっかけとなる
- 与えられた機会を最大限に活かす準備も重要
- 巡り合わせ:
- 指導者やチームとの巡り合わせは、選手のキャリアを大きく左右する
- 良い巡り合わせを引き寄せるための、人間性や努力も重要
どんなに才能があり努力していても、運やタイミングがなければ「化ける」ことは難しいかもしれません。運とタイミングを意図的に操作する事は著しく困難ですが、トップアスリートはそれをも引き寄せる力、味方に付ける力があります。その力を身につける方法を詳しく説明した記事を参考にしてみて下さい。
6.自己分析能力
- 強みと弱みの把握:
- 自身の技術、体力、精神力などを客観的に評価し、強みと弱みを把握する。
- ビデオ分析やデータ分析を活用し、客観的なデータに基づいて自己評価を行う。
- 課題設定と計画:
- 弱点を克服するための具体的な目標を設定し、達成に向けた計画を立てる。
- 目標達成までのプロセスを細分化し、段階的に取り組む。
- 自己修正能力:
- 練習や試合の経験から学び、自身のプレーを修正する能力。
- 指導者やチームメイトからのフィードバックを素直に受け入れ、改善に繋げる。
現状の自分を知ることから始まります。今の自分に「何ができて何ができないのか?」「何が得意で何が苦手なのか?」「今の自分に何は必要で何が不要なのか?」これらの問いかけをして出た答えをノートやスマホのメモに残しましょう。可視化する事で自分の状態を正確に自分で把握することにつながります。
7. コミュニケーション能力
- 情報伝達: 伝えないとわからない
- 自分の考えや意見を、正確かつ分かりやすく伝える能力。
- 言葉だけでなく、表情やジェスチャーも活用し、効果的なコミュニケーションを図る。
- 傾聴力: 聴く方が難しい
- 相手の意見や考えを、注意深く聞き、理解する能力。
- 相手の立場に立ち、共感する姿勢も重要。
- チームワーク: 誰もが「話せて聴ける」チームが最強!
- チームメイトと協力し、目標達成に向けて貢献する能力。
- チームの雰囲気を良好に保ち、一体感を醸成する。
自分の考え、自分の思いを感情を乗せずに相手に伝える事が、お互いの意思疎通の第一歩です。その上で、聴く姿勢が求められ、相手の意見を素直に受け入れる心の広さが求められます。相手の意見を思い込みや、偏見のフィルターで間違った解釈をしない様にしましょう。
8. 学習能力
- 情報収集:
- 最新の技術や戦術、トレーニング方法など、必要な情報を収集する能力。
- 書籍、インターネット、専門家など、様々な情報源を活用する。
- 理解力:
- 収集した情報を理解し、自身のプレーに活かす能力。
- 抽象的な概念も、具体的に落とし込む思考力が必要。
- 適応力:
- 環境や状況の変化に、柔軟に対応する能力。
- 新しい技術や戦術を、素早く習得し、実践する。
学習(インプット)ばかりに時間を費やさないように注意しましょう。一つ学んだらそれをまず試す(アウトプット)事が大切です。試した後に得られる体験や情報をもとに更なる進化を求めると、学習の時間は短縮され、自分のレベルアップの時間も短縮されます。知識だけを全部取り入れてから試す事だけは絶対にやめましょう。ただの頭でっかちになり、批判的な人間になってしまいます。
9. 休息と栄養
- 休息: 休む事も大事!
- 質の高い睡眠を確保し、疲労回復を促進する。
- 練習や試合の合間に、適切な休息を取り、心身をリフレッシュする。
- 栄養: まずは食生活を見直しましょう
- バランスの取れた食事を摂り、体に必要な栄養素を補給する。
- 専門家のアドバイスを受け、自身の体質や目標に合った食事プランを作成する。
- 体のケア: 怪我をしない体作りが大事!
- 怪我の予防、疲労の蓄積を防ぐために、ストレッチやマッサージなど、日頃から体のケアを怠らない。
肉体はアスリートの資本です。体のケアを怠ると化けるどころか、選手生命が断たれてしまいます。トップアスリートとして活躍されている選手の多くは、怪我をしませんし、食べる物に氣を使い、しっかりと体を休めています。この部分は、誰にでもできる要素です。何から始めればいいかわからない人は、ここから始める事をおすすめします。
まとめ
これらの要素は、選手のパフォーマンスを最大限に引き出すために、相互に影響し合っています。「化ける」選手は、これらの要素を無理なく自分でバランス良く磨き続けています。「自分も化けたい!」と強く願っている選手のみなさんは、これらの要素を今の自分に当てはめて、「どの要素が一番取り入れやすいのか」を自己観察し、取り入れる要素を一つ一つ増やしていきましょう。それができれば自分自身の可能性を最大限に引き出し、「化ける」可能性は高くなるでしょう。
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